高次脳機能障害の症状固定時期について

当時14歳(中2)だった娘が下校中に交通事故の被害に遭い、間もなく丸3年が経ちます。(現在17歳)
外傷性てんかんと高次脳機能障害で今も通院中です。それぞれ違う病院に通院しています。
中学卒業後は、私立のサポート校へ進学しましたが、高次脳機能障害からの色々な問題で中退しました。
今は近所の理解のあるラーメン店でリハビリ兼ねて週2日程度のアルバイトをしています。
内容は、覚えられた物だけ、まだ出来ないこともあるそうです。
外傷性てんかんの方では『もう症状固定して良いでしょう』と言われてるのですが、高次脳機能障害の主治医は①「まだ17歳という思春期の年齢的に、固定には早い。あと最低でも1年して、就労出来るのか、その時に悪化しないかをみないと。」
②「てんかんの方の病院で後遺症診断書を書いても結局、こちらとの時期が違いすぎるから、こちらで固定となる時にまとめて私が書くことになるでしょう。そもそも、後遺症の診断書は1枚のはず」と仰ってました。

私としては、固定したとしても娘に必要なリハビリや訓練は続けるつもりですが、それを伝えても「固定にはしない」との一点張りでした。

私も素人なりに色々調べてきましたが、3年での症状固定がそんなに早いものなのか、相応しくないのか分かりません。
私の気持ち的にもキツイので、3年で区切りをつけたいと思ってました。

弁護士の皆様は、思春期に患った高次脳機能障害の症状固定時期について、どうお考えですか?

それと主治医の②の発言は本当なのでしょうか?
みいたんさん
2015年02月12日 10時49分

みんなの回答

清水 卓
清水 卓 弁護士
交通事故に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
まず、お母様のお気持ちご察し申し上げます。
3年の月日は長く感じられたことと存じます。

成長過程にあるお子様の場合、就労可能性などへの様々な影響を見極める観点から、症状固定まである程度長期間かかる傾向にあります。18歳という年齢は高校卒業の頃であり、おそらく主治医の先生はそのくらいの時期までは慎重に経過を見守りたいということなのだと思います。私の経験でも、同じように考える医師の方がいらっしゃいました。

症状固定の問題は、お子様の今後の成長や今後の賠償にもかかわってくる重要事項なので、主治医の先生のお考えを踏まえ、もう少しお子様の様子を見守ってあげて欲しいと思います。ご家族だけでは大変だと思いますので、交通事故に詳しい弁護士などのご活躍も検討してみてください。

てんかんの症状固定の件は、高次脳機能障害よりも先行させることもありうるのかもしれませんが、お子様のお怪我を診察してきた主治医の先生としては、高次脳機能障害と同じタイミングで固定とするのが最善と考えていらっしゃるのだと思います。そのような判断を医師がすることはあります。

高次脳機能障害はご家族の方も大変な思いをなさることが多いので、ご家族で悩まれ過ぎず、いろいろなサポートを受けていって頂ければと存じます。弁護士も高次脳機能障害に関する法律問題などのサポートを提供いたしますので、活用なさってみてください。

2015年02月12日 12時39分

丹羽 錬
丹羽 錬 弁護士
交通事故に注力する弁護士
ありがとう
みいたん様

1 症状固定の時期
高次脳機能障害の症状固定時期について、成人の被害者については、急性期の症状が回復し、安定した後の受傷後少なくとも1年程度経過した時点が目安とされています。
ただ、乳幼児については、その症状の回復について脳の可塑性と家庭における養護性の影響が大きいことから、これらを踏まえた適正な経過観察期間を経た後に症状固定とする必要があるとされています。
事故時14歳ということで、乳幼児には該当しないのでしょうが、成人になる前の高次脳機能障害者の症状固定時期については、判断が難しいと考えられます。

主治医の先生の「就労できるのか」「悪化しないのか」確認しなければならないという説明からすると、未だ「適正な経過観察期間」を経ていないという判断をなされているのだと考えられます。

高次脳機能障害の場合は、症状固定以後の将来治療費についても、損害として認められる可能性がありますが、一般論としては、症状固定と判断されると、それ以後の治療費は加害者の負担ではなくなってしまいます。

そもそも症状固定の判断は一義的には医師が行うものですし、主治医の先生の判断を尊重されても宜しいのではないかと考えられます。

後遺障害として高次脳機能障害が残存しているのであれば、いずれにしても弁護士に相談された方が宜しい事案かと考えます。資料等を持参の上、高次脳機能障害に精通した弁護士に適宜相談された方が宜しいかと存じます。

2 後遺障害診断書の作成について
一般論としましては、後遺障害診断書が1枚である必要はありません。
整形外科と耳鼻咽喉科に通われているような場合は、当然、それぞれの病院で後遺障害診断書を作成頂くことになります。
ただ、高次脳機能障害については、後遺障害診断書と一緒に提出する「神経系統の障害に関する医学的意見」の中に、「てんかん発作の有無」という項目があり、高次脳機能障害の後遺障害診断書を作成された医師に、てんかん発作の有無や頻度等を記載頂く必要があります。
そういう意味で1枚と仰られたのではないかと想像されます。
外傷性てんかんについて、他院に通院されているのであれば、他院にて、外傷性てんかんについて詳細な後遺障害診断書を作成頂いても宜しいかと存じます。


2015年02月12日 12時58分

みいたん さん (質問者)
お礼が遅くなり、申し訳ありません。
細やかなご回答、ありがとうございました。
とりあえず、私の焦りもあったかと思いますが、娘の事を第一に考えて、もう少し経過を見守りたいと思います。
とても参考になりました。ありがとうございました。

2015年02月18日 19時26分

丹羽 錬
丹羽 錬 弁護士
交通事故に注力する弁護士
ありがとう
みいたん様

娘様に事故の後遺障害が残ってしまった状況での3年間というのは大変長く感じられるだろうと存じます。

ご存知でしょうが、高次脳機能障害においては、家族会も多数存在しますので、家族会と連携を取られながら、事に当たっていかれますと心理的負担も軽減されるかと存じます。

大変な状況かと存じますが、頑張ってください。

2015年02月18日 19時38分

この投稿は、2015年02月12日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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