交差点での事故時における黄信号の取り扱いについて

信号のある交差点での交通事故の場合は、信号の状況が過失割合に大きく関与すると思うのですが、

現在、協議中の保険会社(三井住友海上火災保険)が、黄信号での交差点への進入は停止線での停止が困難であったり、危険であると判断し進入した場合でも黄信号とみなし、黄信号での判例をもとに過失割合を決定すると主張しています。

到底納得のできる内容ではないので、その内容では示談できないことを伝え後日支店より協議の連絡をするとのことでした。

それ以外にも不可解な発言が多々あり全く信用が出来ない状態で大変困っております。

まず黄信号の法律上の解釈、今後の対応のアドバイス等よろしくお願いします。
kuriさん
2013年10月07日 23時36分

みんなの回答

鐘ケ江 啓司
鐘ケ江 啓司 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 福岡県1
ありがとう
他の質問を見ると,あなたのお父さんの側が黄信号で進入をした右折車ということでしょうか。
過失割合の判断にあたっては,基本的には実際の進入時に黄信号だったか赤信号だったかで判断されると思います。そのため,保険会社の主張の方が認められやすいと考えます。

確かに,道交法違反の判断でいえば,運転者が黄信号をいつの時点で認識したかが問題になるので,例えば客観的な意味で黄信号に変化した時点で「ブレーキをかければ安全に停止できた」といった状態であっても,運転者が黄信号変化を認識した時点ではもはや「ブレーキをかければ安全に停止できた」という状態でなければ「信号無視」の道交法違反は成立しないと考えられます(※そもそも見るつもりがなかったのであれば,信号に従うつもりがないということで信号無視になりますが)。

しかし,仮にお父さんに「信号無視」の道交法違反は成立しなかった場合であっても,「対面信号機の信号表示に留意すべき自動車運転上の注意義務を怠り,青色信号から黄色信号に変わったのを見落とした過失」といったものが存在しえますので,青信号での進入と同様に考えることは出来ません。民事賠償上は黄信号を基準として過失割合を調整していくことになると思います。

例外的にありうるのは,前方に巨大トラックが入り込んだことにより視界がふさがれており,適切な車間距離・速度を保っていても信号機が確認できない状態であり,黄信号を確認できた時点ではもう手遅れだった,といった場合かなと思います。

☆道路交通法施工令
黄色の灯火
一 歩行者は、道路の横断を始めてはならず、また、道路を横断している歩行者は、すみやかに、その横断を終わるか、又は横断をやめて引き返さなければならないこと。
二 車両及び路面電車(以下この表において「車両等」という。)は、停止位置をこえて進行してはならないこと。ただし、黄色の灯火の信号が表示された時において当該停止位置に近接しているため安全に停止することができない場合を除く。

2013年10月14日 15時08分

鐘ケ江 啓司
鐘ケ江 啓司 弁護士
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ベストアンサー
ありがとう
一点補足です。

交差点直前で、客観的な意味で黄信号に変化して(その変化を目撃して)、安全に停止することが出来ないために進入した場合は、青信号進入とほぼ同視して判断します(別冊判例タイムズ16号「民事交通事故訴訟における過失相殺率の認定基準」213頁)。

2013年10月15日 10時23分

kuri さん (質問者)
ありがとうございます。
まさにその判例が知りたかったものです。
道路交通法での進入の可否は明記されているので分かったのですが、民事上での判例を見つける事が出来ず困っていたところでしたので、非常に助かりました。

2013年10月16日 21時35分

この投稿は、2013年10月07日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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