横断歩道における歩行者の優先について【道路交通法第38条の規定】

公開日: 相談日:2022年05月28日
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【相談の背景】
信号機、及び自転車横断帯の無い横断歩道で、自転車が渡ろうと待機している場合の交通事例に関してご相談させていただきます。

先日、埼玉県警察本部の交通指導係に相談したところ、「自転車横断帯の無い横断歩道の手前において、自転車を降りて渡ろうとして待機している対象については歩行者扱いとなり一時停止での保護義務があるが、自転車に跨っている状態では軽車両となり、歩行者扱いとならないので自転車に対する停止義務は無い」と明確に回答をいただきました。

しかしながら、交通実務六法の中に記載されている道路交通法の第38条第1項では歩行者も自転車も「歩行者等」として同様に停止義務があると明文されていますので、自転車に跨っていようが降りていようが、停止義務があるのではないかと疑問を感じています。

【質問1】
警察の回答と法律の文章、どちらを信用すればよいのでしょうか?

なぜ警察がこのような認識をしているのかについても、知見がある先生がいらっしゃればご回答いただければと思います。

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    1 この道交法38条1項の読み方と運用については、ズレがあります。御指摘のとおりです。
    そして、結論は警察の回答が正しいと言うべきです。
    2 このように法律の文理と運用がずれてしまったのは、日本語としての文章の問題があるかと思います。
    自転車が跨がって走行している場合は車両、降りて押している場合は歩行者として扱うというのは大前提です。
    そして、38条1項は、
    横断歩道→歩行者、自転車横断帯→自転車にたいする停止義務という二つの異なる権利義務関係を横断歩道+自転車横断帯を横断歩道等、歩行者+自転車を歩行者等としてしまったことから、
    横断歩道→歩行者+自転車への停止義務という誤読が可能なような構成になってしまったのです。
    3 自転車が横断歩道において跨がって走行している場合における自動車との過失割合は別冊判例タイムズでも歩行者とは別の過失相殺率基準となっており、実務的には明らかに38条1項を警察の回答のとおり読んでおりますが、文理とは異なることから読み替えていると言うべきかもしれません。

  • 弁護士ランキング
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    「道路交通法解説」では、路面に両足で立ってハンドルを握っているときは、自転車を押してきた者の一時停止状態とみうるので、歩行者と同じように扱うとしています。同時に、片足立ちのときには自転車で進行する意思が明確なので歩行者と同じようには扱えないとしています。
    ですから、あくまでケースバイケースということと存じます

この投稿は、2022年05月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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