実用書とビジネス書を扱った「書評ブログ」を運営する上で、著作権法上注意すべき問題点について

公開日: 相談日:2018年10月15日
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ベストアンサー

近い将来、私は実用書とビジネス書を扱った「書評ブログ」を運営したいと思っています。
そのため、一番の課題である「著作権の遵守」について色々な文献を調べたのですが、法律が複雑なため思うように理解することができません。
そこで、専門家の方のお力をお借りしたいと思い、投稿させて頂きました。
書評は、「序文⇒書籍の概要や魅力、著者の経歴⇒書籍からの引用とそれに対する自分の意見や経験談⇒まとめ」という形で構成する予定です。
また、検索エンジンが運営するコンテンツ連動型広告配信サービスに申請し、いずれは広告収入を得ようと思っています。

私が現在悩んでいる著作権法上の問題点は、下記のとおりです。

・書籍の概要は、ネタバレしないよう注意した上で200文字程度に抑えれば問題ないか?
・書籍からの引用が200文字なら、それに対する自分のコンテンツ(自分の意見や経験談)は600文字あれば問題ないか?
・引用文献(出典)は、引用文一つひとつに明記しないといけないのか? 中には引用タグで引用文を囲んだだけで出典を明記していない書評ブログがあるが、著作権法違反ではないのか?
・引用は1記事3つ程度なら問題ないか?
・コンテンツ連動型広告を書評ブログに貼って収益を得ても、著作権法上問題はないか?(検索すると、広告を貼っている書評ブログがけっこうあります)

以上の問題点についてご教授頂きますよう、よろしくお願い申し上げます。

718472さんの相談

回答タイムライン

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    著作権法32条の引用にあたれば,収益を得る場合であっても問題ありません。

    (引用)
    第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

    ・主(批評等の部分)と従(引用)の部分を明確に区分し,
    ・出展を明示する必要があります。出展の明示は一文一文行わなくても,どの部分が引用かわかるようにすればよいと思料します。

    > ・書籍の概要は、ネタバレしないよう注意した上で200文字程度に抑えれば問題ないか?
    上記主従の点をクリアしていれば問題ありません。

    > ・書籍からの引用が200文字なら、それに対する自分のコンテンツ(自分の意見や経験談)は600文字あれば問題ないか?
    上記主従の点をクリアしていれば問題ありません。

    > ・引用文献(出典)は、引用文一つひとつに明記しないといけないのか? 中には引用タグで引用文を囲んだだけで出典を明記していない書評ブログがあるが、著作権法違反ではないのか?

    出展を明示する必要はあると思います。

    > ・引用は1記事3つ程度なら問題ないか?
    上記主従の点をクリアしていれば問題ありません。


    > ・コンテンツ連動型広告を書評ブログに貼って収益を得ても、著作権法上問題はないか?(検索すると、広告を貼っている書評ブログがけっこうあります)
    引用の要件を満たしていれば収益を得ていても問題ありません。

  • 相談者 718472さん

    タッチして回答を見る

    ご回答下さり、ありがとうございます。
    凄く勉強になりました。
    引用については自分のコンテンツとの主従関係に留意し、その要件を満たすよう努力するつもりです。

    あと、書籍からの「引用文の書き方」について下記のとおり質問があるのですが、よろしいでしょうか?

    ・引用文が太字で記してある場合は、ブログに記載する時も太字にするべきか?

    ・引用文に付ける出典は下記のとおりで良いか?

    出典:著者名(出版年).書籍のタイトル 発行所 P.○○-引用文の見出し-

    ・書籍に書いてある「具体的な方法」を引用することはできるか? たとえば、「発声練習の仕方」など。 それが可能な場合、書籍に具体的な方法が10個書いてあるとして、その中から3つほど引用しても良いか? (3つ程度ならネタバレにならないので良いと思うのですが…) それとも、引用は「抽象的な部分」に限定されるのか?




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    > ・引用文が太字で記してある場合は、ブログに記載する時も太字にするべきか?

    特に制限はないと思います。

    > ・引用文に付ける出典は下記のとおりで良いか?
    > 出典:著者名(出版年).書籍のタイトル 発行所 P.○○-引用文の見出し-

    よろしいかと思います。

    > ・書籍に書いてある「具体的な方法」を引用することはできるか? たとえば、「発声練習の仕方」など。 それが可能な場合、書籍に具体的な方法が10個書いてあるとして、その中から3つほど引用しても良いか? (3つ程度ならネタバレにならないので良いと思うのですが…) それとも、引用は「抽象的な部分」に限定されるのか?

    引用は表現をそのまま引用するのが安全です。
    ネタバレは引用の要件ではありません。
    明確区分性・主従性の要件を満たし,批評等正当な理由があれば,個数の制限はありません。

  • 相談者 718472さん

    タッチして回答を見る

    ご回答下さり、ありがとうございます。

    最後の質問について確認したいのですが、ネタバレは引用の要件ではないということは、著作権法32条の引用をきちんと順守すれば「具体的な方法」をそのままブログに掲載しても問題ないと解釈して良いということでしょうか?また、その場合、「具体的な方法」を何個掲載しても問題ないと言う事で良いでしょうか?

  • ベストアンサー
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    > 最後の質問について確認したいのですが、ネタバレは引用の要件ではないということは、著作権法32条の引用をきちんと順守すれば「具体的な方法」をそのままブログに掲載しても問題ないと解釈して良いということでしょうか?また、その場合、「具体的な方法」を何個掲載しても問題ないと言う事で良いでしょうか?

    批評等の正当な理由があり,引用の要件を満たしていれば問題ありません。
    しかしながら,本当に引用する必要があるのかという点については,十分に検討されることをおすすめします。

  • 相談者 718472さん

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    ご回答下さり、ありがとうございます。

    お陰様で著作権法32条について理解することができました。
    学んだことを教訓とし、著作権法を遵守した書評ブログを運営するよう努力します。
    また疑問等が生じましたら、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

    このたびは本当にお世話になりました。

この投稿は、2018年10月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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