民事訴訟で、控訴しながら和解をすることについて

質問文の内容について伺います。

民事訴訟で、一審判決に不服で控訴をしておきながら、
控訴審にて和解を申入れることがある、と聞きました。

法律を学んでいない一般人としては
「控訴=相手と争う
 和解=相手と争わない、であり、これを両立させることは不可能なのでは?
 もし、やるとすれば、単に相手が逃げ回って話し合いのテーブルについてくれない。
”控訴”は飽く迄も裁判所まで相手を引っ張り出すための手段にすぎず、
仕方なくその手を使うのであって、真の目的は控訴ではない」
という時のみ、やっとこさ成立する理論のかな?
と思います。またこのような理論の元、控訴するなら、当然相手方から
「ならば今すぐ控訴を取り下げろ和解のテーブルに着くための最低条件だ」
と言われるでしょうし、それに従わねばならないとおもいます

しかし弁護士の中には
「法律上、控訴と和解は全く別物。控訴しながら和解を申し入れても何の問題もないし
仮に相手が裁判所に
”控訴しながら和解を申し入れるのは相反する行動であり、
控訴という争う姿勢を続けながら和解を持ち出すような相手のいうことは全く信用できない。
よって控訴を取り下げない限り和解に応じる必要はないし、和解に応じなくともまったく非はない。」
と主張しても裁判所はそれを認めない。
むしろ和解に応じない事で悪心証を抱かれてしまう。
と言う方もいらっしゃいます。

どちらが正しいのでしょうか?
2016年02月25日 18時07分

みんなの回答

濵門 俊也
濵門 俊也 弁護士
ありがとう
あまり堅苦しく考える必要はありません。和解というのは「争わない」わけではなく判決によらない裁判の終了原因にすぎません。要件としては「互譲」が必要です。

第1審判決に不服があれば控訴しませんと,判決が確定してしまいます。控訴審において,話合いによる解決(和解)を図ること自体は何ら差し支えありません。判決によらず和解によって終結させることにメリットがある場合もあります。

2016年02月25日 18時17分

河合 洋行
河合 洋行 弁護士
ありがとう
控訴と和解は基本的に別物と考えてよいと思います。。

控訴審で争いながらも、双方納得しうる妥結点に至れば和解することもありえます。というよりも控訴審で和解に至ることは往々にしてあります。

控訴事態、争う姿勢であるのは間違いないのですが、そこから、双方歩み寄っていくという姿勢は、両立します。

2016年02月25日 18時18分

矢野 京介
矢野 京介 弁護士
ありがとう
東京高裁の場合、担当部によっては、控訴審の第1回期日前に、裁判所の方から、
和解の可能性をアンケートで聞いてきますよ。

2016年02月25日 18時20分

大和 幸四郎
大和 幸四郎 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 佐賀県2
ありがとう
第1審で敗訴し、控訴して全面的に争った事件がありましたが、相手の方から、第1審で認められた額よりも、ずっと低い額を提示しての和解の話が出て、まとまったこともあるので、理論的な問題もあるところですが、実際上はそうでもないみたいです。

2016年02月25日 18時31分

相談者
濵門 俊也 先生
河合 洋行 先生
矢野 京介 先生

ご回答ありがとうございました。
またよろしくおねがいします。

控訴しつつ、和解を申し入れたところ、相手方から
「ならば今すぐ控訴を取り下げろ。和解のテーブルに着くための最低条件だ」
と言われても、控訴取り下げなくても、問題ないのでしょうか?
裁判所から怒られないのでしょうか?

2016年02月25日 18時32分

河合 洋行
河合 洋行 弁護士
ベストアンサー
ありがとう
控訴取り下げなくても問題ありません。
怒られるということはめったなことではないでしょうが、あえて言えば「ならば今すぐ控訴を取り下げろ。和解のテーブルに着くための最低条件だ」と言った方が怒られそうです。

2016年02月25日 18時37分

大和 幸四郎
大和 幸四郎 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 佐賀県2
ありがとう
控訴取り下げなくても、問題ないのでしょうか?
・問題ないでしょう。
裁判所から怒られないのでしょうか?
・怒られないでしょう。期日までに書面を出さない時は、怒られる人もいるようです。

2016年02月25日 18時37分

相談者
河合 洋行 先生
大和 幸四郎 先生
ご回答ありがとうございました。

2016年02月25日 18時39分

この投稿は、2016年02月25日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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