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公開日:

確認訴訟の判決について(本案の審理)

2015年05月20日
次の法律論は、正しいでしょうか?(一般論として)
ご教授をお願いします。

確認訴訟の審理の過程において,担当裁判官が「前訴確定判決の既判力に抵触する」との心証を得た場合には,特段の事情がない限り,訴訟経済の合理性及び紛争解決の実効性等を考慮して,本案の審理として「棄却判決」をすべきである。
相談者(351184)の相談

みんなの回答

甲本 晃啓
甲本 晃啓 弁護士
弁護士が同意1
ありがとう
「前訴確定判決の既判力に抵触する」としたら、前訴判決の判断にしたがって、訴訟物(確認対象)の存否について判断します。

確認訴訟における「棄却判決」は訴訟物(確認対象)の不存在について既判力が生じますので、前訴が「認容判決」であった場合には、今回は既判力に従って「認容判決」か、あるいは、訴えの利益なしとして「却下判決」(訴訟判決)をしないと不都合が生じます。なお、基準時を現在にアップデートする利益があるのだから既判力にしたがって本案判決をするべきだとの学説もあります。

「特段の事情がない限り」の特段の事情について、既判力との関係で基準時後の新事由が認められる場合に限定して考えるとすれば、法律論として正しくないです。

2015年05月20日 11時48分

相談者(351184)
早速のご回答を有難うございます。

質問です。
確認訴訟において、裁判所が「前訴確定判決の既判力に抵触するので許されない」旨を判断した場合は、本案の審理としての「棄却判決」になると考えて良いでしょうか?

2015年05月20日 12時26分

この投稿は、2015年05月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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