法テラスが5年ぶりに事務所開設 神戸に 「弁護士会の理解得られた」

日本司法支援センター(法テラス)は10月10日、法テラス兵庫(神戸市)に兵庫県内で2番目となる法律事務所を開き、12日から業務を開始した。法テラスによると、法律事務所の設置は、2015年に設置した鰺ヶ沢(青森県鰺ヶ沢町)以来、5年ぶりで、全国で48カ所目。


法テラス兵庫法律事務所の常勤弁護士は1人。函館法律事務所に勤務し、社会福祉士の資格の資格を持つ、葛西秀和弁護士(38)が常駐する。法テラスは2018年に、福祉機関の申込みにより、高齢者・障がい者を対象に出張法律相談を行う特定援助対象者事業を開始。葛西弁護士は、主に同事業に携わりながら、福祉分野を中心に司法アクセスの拡充を目指していて、「兵庫県内では、すでに弁護士会の活動も充実しているが、相談者の経済的負担が大きい事件を中心に担当したい」と意気込みを語る。

法テラスは、新事務所を設置する基準について、「さまざまな背景があるので一概に言えない」と説明。今回の事務所の開設については、「地元弁護士会との協議を行い、常勤弁護士の活動への理解が得られたため」としている。法テラス側と協議した、兵庫県弁護士会の麦志明(ばくしめい)副会長は、弁護士ドットコムタイムズの取材に対し「弁護士が行うには不採算となりがちな、資力が乏しい方への法的支援に、積極的に関与してほしい」と話した。

(画像/法テラスのHPより)

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