一弁 ZoomでオンラインADRを開始

第一東京弁護士会(一弁)は6月12日から、オンラインによる災害時ADR(裁判外紛争解決手続)の受付を開始した。オンラインADRでは、新型コロナウイルスに関連するトラブルに対し、Google MeetやZoomなどのウェブ会議システムを利用して、弁護士を交えながら相手方と話し合い、紛争解決を目指すことができる。


災害時ADRは本来、台風や地震などの災害に関連するトラブルに対応するもので、通常のADR事件で必要な申立手数料が無料、和解が成立した場合の手数料も半額に設定されている。これまでは当事者が弁護士会の建物に集まる形で運用されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ウェブ会議システムを使うこととなった。
一弁の仲裁センター運営委員会副委員長の澤田行助弁護士は、オンラインADRの実施について、「新型コロナウイルスにより、対面で話し合いをするのが難しい状況にある」と説明。実施期間については、「現時点で定めていない」としつつも、新型コロナウイルス感染拡大の第二波も懸念されることから、「年内は実施することになるだろう」と述べた。 今回は新型コロナウイルスに関連するトラブルのみを対象にしているが、「ウェブ会議システムを利用した話し合いの利便性が高く、利用者数も多ければ、オンラインに対応したADR活用シーンを拡大する可能性がある」とした。 オンラインADRの利用を希望する場合、郵送かFAXで申立書を提出する。申立書の書き方に不安がある場合は弁護士に電話相談できる。申立書を提出する郵送先やFAX番号などは、一弁のホームページで確認できる。

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