落とし物拾得について要した費用の請求について

公開日: 相談日:2020年01月05日
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  • 1回答

 下記、相談させていただきます。なお、事例を特定されないように一部変えていますが本質論は同じです。

 ・ A(私)は通帳を拾ったが、近くに交番がなかったため、もっとも合理的と思われる交通手段である地下鉄(往復460円)で警察に届け出ました。
そのところ、落とし主Bから2週間ほどして電話がかかってきて、ありがとうございました、の一言でした。
通帳については一般に報酬発生権が存在しにくい(通帳のみでは実害がないため)ことなどは知っています。
しかし、民法・遺失物法では「保存・保管に要した費用は請求できる」とあります。

 (1) この場合、相手方に必要費用(×民法でいう事務管理では、報酬は請求できない。遺失物法では修正されるが、それでも通帳では報酬は請求しにくい)は請求できますか?

 ※ 460円がどうこう、というのではなく、これすら請求できないとなると、ただのボランティアと化してしまうし、ただの「拾い損になる」という趣旨です。

 (2) 相手方との電話において、明らかに相手が経済的に困窮していることがわかる(事実、通帳にはわずか3万円しか記帳されていなかったご高齢の方)場合においても、これら事情を考慮せず、請求できますか?((1)が成り立つことを前提に)。

 (3) 遺失物法による費用・報酬請求権は1か月という極めて短い時効で消滅しますが(cf.遺失物法)、これを止めるには、簡裁などに訴えを起こすしかないのでしょうか?

881442さんの相談

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    1 先例は不見当ですので,解釈によると思いますが,請求できると考えます。
     確かに,通帳それ自体の価値は小さいともいえますが,必要費用が過大かどうかの判断要素になるにすぎないと思います(必要費用が過大であれば請求を否定する方向)。
    2 人によって取り扱いが違うわけではないので,影響しないと思います。
    3 一般的な時効中断措置をとるほかありませんが,遺失物法によらずに民法で処理する方法もあるような気もします。

この投稿は、2020年01月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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