行政機関からの「返戻します」という通知

ある行政機関にある申請をしましたが、料金が未納のため、手続補正指令通知がきました。
この手続補正指令通知に対して手続補正書を出しましたが、これにも料金を付けませんでした。
すると、その行政機関から「手続補正書は、料金が付いてないため、補正指令通知の趣旨に反するものであるから、返戻します。この行政指導に不服がある場合は、○○(部所名と電話番号)まで申し出てください。」という通知書がきました。

それで、質問ですが、
①「返戻します。」というのは、「不受理」という意味でしょうが、「不受理」は「行政指導」になるのでしょうか?
②行政機関は、「返戻します。」という行政指導ではなく、まずは受理した上で再度の補正指令をして却下処分すべきではないでしょうか? 行政手続法により、一般の(検察庁などを除く)行政機関では、「受付」したら「不受理」はできなくなったと聞きましたが、その点から、どうでしょうか?
③「返戻します。」という行政指導の通知書を、私が、このまま放置したままにしたら、どうなるでしょうか?
kokoさん
2015年06月18日 11時06分

みんなの回答

芦原 修一 弁護士
ベストアンサー
ありがとう
いかなる処分についての申請なのかが不明ですので許可処分を想定します。

① 返戻することではなく「料金を付けてください。そうでなければ100%許可しませんよ。」というのがこの場合の行政指導かと思います。行政庁はその申請の形式的要件が明らかに不備である場合(本件の場合は料金を付さなかったこと)に補正するよう求めることができます(行政手続法7条)。

② 確かに受理の概念はなくなりましたので、その行政指導を踏まえて担当部署に対して処分するよう申し出れば不許可処分が出るでしょう。なお、上記のとおり行手法7条により補正を求めることが許されていますので形式的要件が不備の場合の即日受理の義務まではありません。

③ 申請が返戻された状態、すなわち質問者さんが申請していない状態が続きます。

2015年06月18日 13時14分

koko さん (質問者)
芦原先生、ご回答ありがとうございました。
ただ、少し疑問があります。

「③ 申請が返戻された状態、すなわち質問者さんが申請していない状態が続きます。」というご回答についてですが、
②のように「受理という概念がなくなった」ならば、行政機関は、いったん申請を「受け付けた」以上、「申請を返戻すことはできない」ので、「申請が返戻された状態、すなわち質問者さんが申請していない状態」はそもそも存在していないのではないでしょうか?

2015年06月18日 13時52分

koko さん (質問者)
すみません。追加です。
本件の申請は、窓口ではなく、郵便で出しており、受付は正式に済んでいます。上記の「返戻します」という通知書は、行政機関が、申請を「正式に受付」をした後、それから1箇月以上経過してから、発送しています。

2015年06月18日 13時57分

芦原 修一 弁護士
ありがとう
突き詰めていけば仰る通りかもしれませんが、通常は料金を付さないで申請を
することは想定されていませんし、料金を付さない申請を受理しなかったとして
それが違法だとしても微弱で問題になることはないでしょう。
したがって、あまりそういうことは考えませんし、考える意味が余りありません。
-----
そういう次第ですので申請を受けた行政庁としてはどう転んでも大きな問題には
ならないので真剣には考えていないかと思います。
補正を求めた状態だからその回答がない以上は回答を待つしかないとしてそのまま放置し続けるか、質問者さんが仰る通り受理はしたとして不許可処分を出すか、それは行政庁次第だと思います。
-----

2015年06月18日 14時06分

この投稿は、2015年06月18日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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