企業法務

2019年11月28日

景品表示法に違反する行為とは|スタンプラリーの景品や「ポイント10倍でお得」という広告をサンプルに解説【弁護士Q&A】

景品表示法が禁止する景品や表示にはどのようなケースがあてはまるのでしょうか。スタンプラリーで特産品を提供することや、「今ならポイント10倍でお得」とキャンペーンをすることなどは問題ないのでしょうか。 「みんなの法律相談」に寄せられた実際の相談事例と弁護士の回答を元に解説します。

目次

  1. スタンプラリーで特産品を提供すること
  2. 「今ならポイント10倍でお得」という表示

スタンプラリーで特産品を提供すること

マラソン大会の参加者に、スタンプラリーの景品として特産品をあげることは問題あるのでしょうか。

景品表示法についてご教授ください。


景品表示法についてご教授ください
団体の職員をしておりまして前任者が行った事業について疑念を持っております。マラソン大会へ参加した参加者に対して、事業所を回るスタンプラリーを実施していたのですが、16か所中8か所回ってスタンプを集めると全員に500〜2000円相当の特産品を提供していたようです。

この場合、景品表示法に抵触しないのか疑問に思っています。役員からは、昨年同様に実施するように指示がありますが、どうしても気になり投稿いたしました。ちなみに、私の団体からの10万円に加えて各事業所からも寄贈してもらったものを、景品として提供していたようです。

よく、ショッピングセンターや専門店等で500円以上のお買上げでスタンプ1つ、10個集めると抽選でとか、もれなくというのは見たことありますが、今回の場合、売り上げに対してではなく、回っただけで全員に景品を渡すのは大丈夫なのでしょうか?


高橋 淳弁護士
取引付随性がないため、景表法の対象外になります。問題ありません。

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「今ならポイント10倍でお得」という表示

ポイント還元する場合、どのような表現であれば問題ないのでしょうか。

景表法での「お得」という表現について


景表法での「お得」という表現について
景表法で、「セール」「お買い得」「特価」というのは、比較元と比べて価格が安くなっていないと使ってはいけないというのはよく分かります。

では、単に「お得」と言う表現は、どうでしょうか?「比較元と比べて安くなっている」必要はあるのでしょうか?例えば、「今ならポイント10倍でお得」はダメでしょうか?

そのポイントは、その商品には使えないし、貯めて次の商品購入の時に初めて使えるのだから、その商品自体は「比較元と比べて安く」はなりません。

「お得」という言葉は単に何らかのメリット付与に使うことはできないのでしょうか。あくまで値段であり比較元と比べて安くないといけないのでしょうか。


周藤 智弁護士
比較対象は、従来の取引条件と今回の取引条件です。本件についていえば普段のポイント付与条件と、今回のポイント付与条件とを比べることになります。

商品の価格自体を比べるわけではありません。

おっしゃる通り、ポイント付与条件が異なるだけで、価格自体が変わらない場合に、「特価」「セール」といった表現を使うのは問題がありますが、「今ならポイント10倍でお得」という場合、普段のポイントが100円1ポイントの場合、今回10円1ポイントであれば、何ら問題はございません。スーパーなどでも、今ならポイント5倍とかのサービスをやっておりますし。

もちろん、実際に付与されるポイントが10倍以下あれば、それは景品表示法上の有利誤認表示になりますし、「今なら」と言いながら、普段からそのポイント付与条件であれば、やはり景品表示法上の有利誤認表示になります。後者については、今ならと言いながら、毎日であれば、それは「お得」ではないからです(よく毎日閉店セールをやりながら、一向に閉店しない店が問題になっているのと同じ原理です)。

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