下請けを使ったら、「契約違反だ」と言われましたがそうなのでしょうか?

公開日: 相談日:2014年06月14日
  • 2弁護士
  • 2回答

請負にて仕事を受注しました。
ところが、納品後、相手側が支払いをしません。
抗議すると以下のような回答でした。
「契約書には、
”請負側は業務の全部または一部を第三者に再委託してはならない”
とあるが、貴社は下請けに仕事を外注した。
これは契約違反事項なので契約破棄に応じよ、もちろん支払いもしない」

契約書は当方がネットから拾ってきた契約書の雛型を、多少加工して、相手に提出しました。
また、上記の条項も確かに最初から記載されており、相手の要望によって後から盛り込まれたものではありません。
また、下請けを使ったのも事実です。

しかし下請けにやらせたのは全体の作業量の1割に満たない程度であります。
また相手方は外注に出したことは納期前に知ってるはずです。
(外注した、とは明言していないが、注文者に提示した資料その他を見れば、外注の事実がわかる状態だった。
 相手の抗議もそれを証拠として指摘した)
その時点で抗議がない、ということは黙認したのと同じではないでしょうか?
また、下請けを使う、使わないに関わらず、当方は請負業務を完了させました。
納期も品質も守っています。
また、契約書の解除条項は以下のとおりです。

第X条
甲又は乙は、相手方に次の各号のいずれかに該当する事由が生じた 場合には、何らの催告なしに直ちに本契約の全部又は一部を解除することができる。
(1) 重大な過失又は背信行為があった場合
(2) 省略(差押、倒産の場合)
(3) 省略(手形事故の場合)
(4) 省略(税金滞納の場合)
(5) その他前各号に準ずるような本契約を継続し難い重大な事由が発生した場合
2.甲又は乙は、相当期間を定めてなした催告後も、相手方の債務不履行が是正されな い場合は、本契約の全部又は一部を解除することができる。
(引用終了)

下請けを使ったことが上記の(1)、(5)に反するほどの重大違反とは思えません。

よって納品後に「下請けを使ったのは契約違反だ」と持ち出されても契約破棄の理由になりえないと思います。

相手の主張が正しくて、当方は契約破棄に応じなくてはならないのでしょうか?

259757さんの相談

回答タイムライン

  • 弁護士ランキング
    大阪府4位
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     契約書には、”請負側は業務の全部または一部を第三者に再委託してはならない”とあるだけで、その違反の効果は定めていないということですね。

     とすると、下請けに出したのが1割であること、当初からそのことが分かるようにしていたこと、特別に下請禁止を言われたのではないこと、請負業務を完成完了させていることなどからして、(1)(5)に違反するような重大な違反ではなく、当然契約解除できる場合ではないと思われます。
     相手は解除を言っているのではなく合意解除を言っているようですが、これは任意のものであり、了解する必要はないと思われます。

  • 相談者 259757さん

    タッチして回答を見る

    西田 広一先生、ご回答ありがとうございます。

    >その違反の効果は定めていないということですね。

    そうですね、解除条件を記載した解除条項は、質問文に記載したように独立した条項としては契約書にありますが、
    下請け禁止条項の中には特に罰則は定めていません。

    >当初からそのことが分かるようにしていたこと

    えーと、これに関しては、どちらかと言えば当方のミスです。
    下請けに出したことが相手に明に暗に分かるようにしたのではなく、
    本当は隠そうとしていたのですが、相手に出した資料の中に
    下請けに出したことがわかるような証拠をうっかり残したまま、提出しちゃった・・・
    という感じです。いちおう下請け禁止条項があるので、本当は下請けに出したことは
    隠してから資料提出するつもりだったのですが・・・・


    >請負業務を完成完了させていることなどからして、


    この点は相手は「請負業務は完成していない」と主張しています。
    当方も納品物に数多くの未完成部分や不具合があることは承知しています。
    納品後に相手から検収書(注文者側のテスト結果書面)が出てきました。
    不具合だらけなのですが、それについてはぐうの音も出ません。

    ただし、下請けに出した部分は決められた工程のうちの初期の部分であり、
    その部分については相手は不具合を主張していません。


    当方が、請負業務の完了を主張する理由は、
    「曲がりなりにも納期内に納品物を納めていること」
    です。これに関しては各種の同種訴訟において典型的な判例があります。
    以下のとおりです。
    「請負人が仕事を完成させたか否かについては,仕事が当初の請負契約で予定していた最後の工程まで終えているか否かを基準として判断すべきである。」

    だからこその言いがかり、因縁、いちゃもん、だと思うのですが・・・

この投稿は、2014年06月時点の情報です。
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