契約書が有効となる基本的な条件について

公開日: 相談日:2017年06月04日
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取引先と以前締結した契約書内容を変更し、新たに契約書を締結し直すこととなりました。

その際、以前から曖昧に認識していた疑問点が出てきたので、初歩的なことで恐縮ですが質問させていただきます。

1・契約書を巻き直す際には、以前の契約書を破棄しないと効力が残るのでしょうか?
 新しく締結すれば、それだけで過去のものは無効になるのでしょうか?
2・そもそも契約書は、直筆のサインと原本が必要なのでしょうか?
 ※例えばPDFでのやり取りだけで有効でしょうか?また、電子署名の場合は甲乙ともに電子署名の必要があるのでしょうか?片側だけでも有効なのでしょうか?
3・代表者以外のサインでも有効なのでしょうか?またはサインはなく会社の社判だけでも有効なのでしょうか?
4・締結後変更される可能性がある箇所(支払条件、住所、代表者名など)については、都度覚書などで対応すれば十分でしょうか?

以上です。

初歩的な質問で恐縮ですが、ご回答いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。

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    齋藤 健博 弁護士

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    1・契約書を巻き直す際には、以前の契約書を破棄しないと効力が残るのでしょうか?
    →明確に破棄しないと残る可能性があります。
    新契約書に、
    『旧契約はすべて破棄し、新たに本契約を結ぶこととする』
    などと、記載された方がいいでしょう。

    2・そもそも契約書は、直筆のサインと原本が必要なのでしょうか?
    →法令には、定めはありません。
    ですので、PDFだけでも一応可能ではあります。
    最近は多いですね。
    ただ、契約書の効力、証明力という点では、PDFだけだと
    おぼつかない面があるのは否定できません。
    可能なら、直筆のサインや法務局の届出印の押印と印鑑証明書の添付が確実と思います。
    電子署名の場合、電子署名及び認証業務に関する法律3条に、
    『当該電磁的記録に記録された情報について本人による電子署名(これを行うために必要な符号及び物件を適正に管理することにより、本人だけが行うことができることとなるものに限る。)が行われているときは、真正に成立したものと推定する。』
    との定めがあるため、双方電子署名にしてください。
    そうすれば、平等に本条が適用されますので。

    3・代表者以外のサインでも有効なのでしょうか?またはサインはなく会社の社判だけでも有効なのでしょうか?
    →はい、決裁権限がある人間なら可能です。
    各会社の定款や内規次第ですが、事業部長クラス以上なら
    通常は決裁権限があるので大丈夫でしょう。
    事業部長だと、取締役とか、執行役員がなっている可能性が
    多いと思いますが、そのクラスなら決裁権限があると
    思いますので。
    ただ、会社の社判だけでは責任の所在がわからないので
    避けた方がいいと思います。
    必ず決裁権限者を明記するようにしてください。

    4・締結後変更される可能性がある箇所(支払条件、住所、代表者名など)については、都度覚書などで対応すれば十分でしょうか?
    →これは、おっしゃるとおりです。
    覚書対応の会社さんが多いと思います。

    長くなりましたが、ご参考までに。

この投稿は、2017年06月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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