質問概要:契約解除通知に”異議申し出”の意図は含まれるか、否か?(詳細は質問本文に記載)

公開日: 相談日:2015年09月08日
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ベストアンサー

甲乙が請負契約した。本契約は甲乙共に事業者。よって消費者契約に該当せず

契約書より抜粋
第X条 製造成果物検査
1項 納品した製造物について、甲は乙より納品を受けた日からX日間以内に製造仕様書に基づき検査し、製造物と製造仕様書の整合性を確認しなければならない。
仕様書との検査に合格の場合、甲はその旨を記入した合格書に記名捺印し、乙に提出する。
合格しない場合は甲は乙にその旨を直ちに通知し、補正を求めるものとする。
2項 合格書が交付されない場合でも検査期間内に甲から書面による異議の申し出が無い場合は、検査期間の満了をもって検査にみなし合格したものとする。
3項 前二項いずれかの検査合格をもって、本件成果物の検査を完了とする。

解除条項
甲又は乙は、相手方が次の各号のいずれかの場合、何らの催告なしに直ちに本契約の全部又は一部を解除できる
1.重大な過失又は背信行為があった場合
(以下略)
(抜粋終了)

甲は納品後に検査を行ったが、検査不合格として検査期間内に以下の書面を内容証明で送付
要旨:納品物の検査につき、仕様を満足しないことが判明。
よって契約の目的を達せず、民法、および契約書解約条項に基づき、本状をもって契約解除する
-
これに対し甲乙は以下を主張。どちらの意見が正当か?

乙(請負人)
第X条2項は「書面による異議の申し出」を必要とする
契約解除申し出は異議の申し出とは主旨が異なり、異議の申し出ではない
また、異議申し出、の文言が無く、異議申し出の意図は読み取れず
検査期間内の異議の申し出が無かったので、第X条2項のみなし合格が成立する

甲(発注者)
たとえ異議申し出、の文言が無くとも「みなし合格の成立」という法律効果を阻止する意図が現されていれば、その書面は第X状2項の異議申し出書面の要件を満たす
この契約解除書面は
「納品物の検査につき、仕様を満足しないことが判明」
との理由が明記され、異議申し出の意図も充分読み取れる
常識でも、成果物の出来に不満だからこそ契約解除を考えるのであって「異議申し出」の文言の有無は異議申し出書の要件とは関係ない
契約解除申し出=異議申し出、となる

乙反論
文言記載のない意図を深読みせよ、との要望は認めず
異議申し出書は補正を求める意図をも含れる必要あるが、送付された書面にはその意図が無いので異議申し出書になり得ず

382426さんの相談

回答タイムライン

  • 弁護士が同意
    1
    ベストアンサー
    タッチして回答を見る

    契約書全体をみてみる必要があると思いますが、記載されている事実だけをもとにすれば、甲の方に分があるように思います。
    ただし、このような契約の場合、仕様に合致しない場合は、それを補正する手続が想定されているはずです。
    そのため、仕様に合致していないこと=即時に解除可能ということにはならない可能性があります。

  • 相談者 382426さん

    タッチして回答を見る

    國安 耕太 弁護士 ご回答ありがとうございます。

    ふーん、そういうもんですかねえ?
    乙側の
    ・契約解除申し出は異議の申し出とは主旨が異なり、異議の申し出ではない
    ・また、異議申し出、の文言が無く、異議申し出の意図は読み取れず
    ・文言記載のない意図を深読みせよ、との要望は認めず
    という言い分の方が有利なような気がするんですけど。


    甲の
    ・たとえ異議申し出、の文言が無くとも「みなし合格の成立」という法律効果を阻止する意図が現されていれば、その書面は第X状2項の異議申し出書面の要件を満たす
    との主張が通用するなら、文書を受け取る側は、よほど想像力を働かせる必要がありますね。
    あるいは、相手方に対し
    「この文書にはどのような意図が含まれているのですか?」
    と言質をとらねばならないのではないですか?

    そういう手間をなくし、第三者でも容易に判定可能なようにするためには、やはり乙の主張する
    「書いてない事柄については、その意図を認めない」
    という方がすっきりすると思うのですが。

    お答えいただいてこう申し上げるのも何なんですが、
    先生のご判断には、多少、
    「甲側に対する、判官贔屓」
    が入ってませんか?

    お気を悪くされたら済みません。

  • 相談者 382426さん

    タッチして回答を見る

    國安 耕太 弁護士 のご回答より
    >ただし、このような契約の場合、仕様に合致しない場合は、それを補正する手続が想定されているはずです。


    質問文の契約書抜粋にも記載したように、補正の手続きは契約書上で明文化されています。

    第X条1項より
    合格しない場合は甲は乙にその旨を直ちに通知し、補正を求めるものとする。

    とあります。

この投稿は、2015年09月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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