高額商品や長期間の契約変更はメールではなく、紙(契約書・申込書・覚書)での締結のほうがいいでしょうか

公開日: 相談日:2015年01月22日
  • 1弁護士
  • 1回答

契約の効能についてご教示ください。元々の契約から、月額費用を10万以上上げる場合や、契約期間満了日を1年以上延長する場合など、これまで「メール」で覚書内容を記載して返信をもって締結とみなしていました。ただ、そういう「高額プランへの変更」「長期間の延長」など万が一先方とこじれた場合のことを想定すると、「メール」ではなく「紙」で社判を押印してもらうほうがリスクヘッジとして良い、ということはありますでしょうか。
当然、社判有無によって効能は違うかと思いますが、メールへの返信で十分「契約変更に同意」とみなすことができると言われていましたので、これまでそういう手法をとっておりました。

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  • 鈴木 崇裕 弁護士

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    企業法務・顧問弁護士
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    結論は,リスクヘッジのためには,紙の契約書を作成した方が安心です。

    契約の成立や変更は,双方当事者の意思表示が合致すれば効力を生じます。
    したがって,法律上は,口頭の合意=口約束でも有効です。

    それでも一般に契約書を作成するのは,証拠を残すためです。
    契約書に印鑑を捺すのは,「契約書が偽造である。」という反論を封じるためです。
    ※実印の方が確実性が高いとされるのは,実印は他人に勝手に使われる可能性が低いからです。

    メールと紙と,どちらが良いかというご質問は,証拠としてどちらが強いか(「偽造だ」などと言われにくいか),という観点で判断することになります。

    メールの返信でも,意思表示の合致の証拠としては意味があります。
    しかし,メールの場合,偽造であるという反論を十分に防ぐことができない場合があります。
    電子印鑑などのツールを使えば,メールが偽造ではない可能性を高めることができますが,紙の契約書のほうが確実ですし,容易です。

    紙の契約書を作成するコストと,契約トラブルの未然回避のメリットを見比べたうえで,どのような方法を選択するかを判断されると良いでしょう。

この投稿は、2015年01月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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