【相談】Webサイト制作終了間際の納品拒否/返金要求に対する対応方法はどうしたらいいでしょうか?

公開日: 相談日:2018年03月05日
  • 2弁護士
  • 2回答
ベストアンサー

■相談内容■
下記状況にて、既に支払いがされたものに対しての返金義務があるのか、残りのサイト制作仕掛かり分を顧客に請求するのは法律上妥当性が有るか否かご意見をお願い致します。


■状況説明■

弊社はweb制作を行っている企業になり、只今とあるECサイト構築を行っております。

案件自体の構図としては
クライアント→1次代理店→2次代理店(個人)→弊社
となっております。

当初(制作がスタートしてから1ヶ月くらい)は1次代理店とのやり取りもありましたが、
基本的に弊社とのやり取りは2次代理店(個人)とのやり取りになっており、支払いについても2次代理店(個人)からとなっております。
支払いサイトは月末締めの成果ベースで請求し、翌月末に支払いをしてもらっています。
(残りの請求額は全体の2割程度で、納品間近だったため、こちらはまだ請求していません。)

契約書等は元々の2次代理店(個人)との関係から作成しておりません。

現状の進捗としては95%ほど仕上がっている状態まできておりました。
制作途中で都度、内容の確認や管理画面の共有、入力方法の説明等していましたが、
ここへきてクライアントが、管理画面が使いづらいという理由から納品物として認めないといっているようで、弊社に対して2次代理店(個人)から返金を求められています。


■質問内容■
・弊社に返金義務は生じるのでしょうか?
・設計自体からの修正を求められた際、無償で対応しなければならないのでしょうか?
・この状況で残金を請求することに妥当性はあるのでしょうか?
・弊社としては少なくとも2次代理店(個人)には都度確認をとっていたので、逆に損害賠償請求をする余地はあるのでしょうか?(証拠となるテキストは少ないです)


何卒よろしくお願い致します。

639299さんの相談

回答タイムライン

  • ベストアンサー
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    >・弊社に返金義務は生じるのでしょうか?

    契約書、仕様書次第ですし、納品物の出来というものも関係してくるとは思いますが、
    少なくとも、「自社が気に入らない、使わない」から解除請求・返金を求めるというのは
    理由がなく、直ちに返還に応じる必要はないでしょう。

    >・設計自体からの修正を求められた際、無償で対応しなければならないのでしょうか?

    仕様上求められていた機能が欠けている、バグがある、ということであれば対応の必要は生じますが、書かれている経緯でそのような対応が必要とも思えません。

    >・この状況で残金を請求することに妥当性はあるのでしょうか?

    相手都合の解除であれば残金も請求すべきでしょう。

    >・弊社としては少なくとも2次代理店(個人)には都度確認をとっていたので、逆に損害賠償請求をする余地はあるのでしょうか?(証拠となるテキストは少ないです)

    内容次第ですが、本件対応のために別途対応が必要となったり、そのために別件対応ができず逸失利益が発生したことの立証ができるかによって変わってくるのではないでしょうか。

  • 周藤 智 弁護士

    注力分野
    企業法務・顧問弁護士
    タッチして回答を見る

    詳しい事情までは分からないため,一般的な回答になってしまいますが,ご容赦ください。

    このようなシステム開発紛争は,明確な合意が形成されにくく,複雑な法律関係を孕むにもかかわらず,緻密な契約書等が作成されないという事態がしばしば発生します。その場合には,現存する証拠を元に,ち密に分析する必要があります。

    法律上,請負契約というものと(準)委任契約というものが民法には定められているのですが,両者の区別は,結果を保障するかどうか,その過程の業務を評価するのかに違いがあります。すなわち,請負の場合は,「仕事の完成」と言って,制作物を完成させ,相手に引き渡さなければ,報酬は発生せず,一方で,委任の場合には,その製作過程において,委託された仕事を誠実にこなしていれば,業務の割合に応じて,報酬を請求できます。

    契約の性質がどのようなものであるか,債務不履行があるかどうか,どちらの責任割合が大きいか,現在の工程はどこまで進んでいるか等の次条によって左右されます。
    たとえば,請負の場合,仕事の完成によって報酬請求権が発生することから,死後の完成前でには,原則として,報酬を請求できません。一方で,委任契約の場合,出来高払いが原則ですので,工程に従って報酬を請求できる可能性があります。どちらの契約にあたるかは,今までのやり取りや,製品そのものの性質等の製作過程について,具体的な分析をしなければ,請負か委任かを確定することはできず,また,すべて請負ではなく,一部は委任契約と解されることもあり,また,請負であっても,一部報酬を請求できる場合もあるので,どこまで報酬が請求できるかは,一義的に明らかになるわけではありません。

    仮に請負であっても,本件の場合は,ユーザー側にも問題があるケースであり,仕事の完成とみなせるケースもあるので,とにもかくにも,詳しく知りたい場合には,直接弁護士にご相談されることをお勧め致します。損害賠償請求についても,残りの代金等については,場合によっては可能なケースもあるでしょう。

    簡潔ではございますが,弊所での回答は以上とさせていただきます。少しでもご参考になれば幸いです。本件について良い解決となることを祈念しております。

この投稿は、2018年03月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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