自治会の役員を兼務した場合の役員報酬について、「兼務分は支払わない」と言われました。

現在私は団地自治会で副会長と書記を兼務しています。
この役員報酬について、自治会規約では副会長は10万円/年、書記は5万円/年と明記されており、予算もそれぞれについて立てられ、年度初めの自治会総会で承認されていたのですが、年度末でいざ役員報酬などの手当を計算する時期が近づいた先日の役員会で、ある役員2名が、
「兼務していている分の役員報酬は無しですよね?」
と言い出しました。

元々書記はボランティアのつもりではいましたが、規約では兼務についての条項はなく、そのあまりにも人情味のない物の言い様に腹が立ち、納得できなくなりました。

以下の経緯で、兼務した分の報酬を請求できる法的な正当性はありますでしょうか?

<経緯>
H26年12月:
・次年度役員の選考委員に就任。

H27年1月:
・H27年度の自治会副会長に内定。

H27年2月:
・書記などいくつかの役職で、選考委員の1人が個人的に連絡の付く人に強引に役員を依頼。

H27年3月:
・上記で書記に内定していた人が、土壇場でやっぱりできないと言い出したため、私が書記も兼務することを申し出。
 ※兼務を申し出た理由:
  1.年度末も近く、役員選考委員としてこれ以上ごたごたするのは望ましくないと感じた。
  2.(本来はH26年度の書記の仕事でしたが)H27年度の総会資料の編集を任されていた。
  3.本年度自治会にITを導入しようという計画があり、私がたまたまパソコンに精通していた。

・その場にいた一部の旧役員から、「役員を兼務するとなると報酬も二重取りになるの?それはズルくない?」と言う横槍が入る。

・揉めるのが嫌だった私は、「書記はボランティアでもいいですよ?」と申し出。

・副会長兼書記として内定。
 ※ただしこの時点では、兼務報酬についての明確な取り決め書などはなく、単に口約束的な状況。

H27年4月:
・前年度担当分の総会資料の編集など書記としての技能と働きぶりが評価され、無報酬で兼務ということに対し、会長含む数名の新役員の反対意見もあり、「総会資料作成の手当てや書記としての報酬については追々決めましょう」という話になる。
 ※ただし、こちらも役員会などでの発言ではなく個人的な会話です。

その後、この件はそのまま有耶無耶になっていました。

経緯は以上です。

よろしくお願いいたします。
2016年01月12日 07時49分

みんなの回答

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都6 企業法務・顧問弁護士に注力する弁護士
ありがとう
「前年度担当分の総会資料の編集など書記としての技能と働きぶりが評価され、無報酬で兼務ということに対し、会長含む数名の新役員の反対意見もあり、「総会資料作成の手当てや書記としての報酬については追々決めましょう」という話になる。」

→ この話の後、結局決めていないとすれば、規約どおりの報酬を受領できるのではないかと思います。

2016年01月13日 13時19分

相談者
高橋様

ご回答をいただき、誠にありがとうございます。

もし差支えなければ、そのような見解に至った法的根拠(関連法や過去の判例・事例)などがあれば、お教えいただけないでしょうか。

と申しますのも…

私が役員を務めております自治会というのが、世帯数300世帯ほどの県営住宅団地の自治会で、役員の中には、他人が自分よりも多くの報酬や手当をもらうことに怒りを露わにする人や、他人を貶めることに生きがいを感じているような人たちもいます。

今回、「兼務分の報酬は無しで!」と主張してきた2人もそのような人たちなのです。

しかも厄介なことに、その内の1人は、公民館館長という自治会長に次ぐポジションの役職に長年居座り、地域の民生児童委員という立場を利用して団地住民の情報を集め、今では会長も含め彼女にまともに逆らえる人はあまりいないという、実質的に自治会の主と言った存在なのです。

私は今年初めて自治会の役員に入ったのですが、現在の自治会運営に幾つか疑問を感じ、透明性や効率性を求め、副会長兼書記として新しいやり方を導入した結果、古いやり方を通そうとする彼女や彼女に迎合するもう1人の主張者と対立してしまい、このような憂き目に遭ってしまいました。

ですので、仮に私が、ご回答いただいた内容をそのまま次の役員会で主張したとしても、おそらくは
「その根拠は?」「誰がそんなこと言ったの?」「何という法律のどの条文でそう判断されたのかしら?」
などと反撃されるのは、目に見えているのです。

法的な根拠など、その人達を抑えることができるほどの武器があれば、会長などは味方になってくれるそうなのですが、現状ではまだちょっと弱いかな…と思うのです。


お忙しい中ご回答いただき、とても感謝しております。
ありがとうございます。

もし、追加で何かアドバイスいただけるようでしたら、お手数ではございますが、よろしくお願いいたします。

2016年01月13日 18時53分

高橋 淳
高橋 淳 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都6 企業法務・顧問弁護士に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
報酬について合意がないとなれば、規約が適用されるのは当然であり、特段の法的根拠は必要としません。

2016年01月13日 19時08分

相談者
なるほど…そういうものなのですね!?

まとめると…

「そもそも、内定当初に私が「ボランティアでも良い」と言ったことや、その後会長などが「やはり無報酬でというのはあり得ないから追々決めましょう」と言ったことも、全ては口頭でのことで、役員会や総会などを通していない以上正式な取り決めではなく、よって現行の規約に従うのが正当。」

それに対し、根拠だの何だの言われた際は、

「規約というものが存在する以上、それに従うことが当たり前であり、それ以上の法的根拠は必要としない。」

こんな感じの主張でよさそうですね?


とても勉強になりましたし、これで少し戦う勇気が持てました。

本当にありがとうございます。

2016年01月13日 20時24分

この投稿は、2016年01月12日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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