インターネットなどでの引用の仕方について

公開日: 相談日:2020年06月14日
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インターネットなどでの引用のやり方について、いろいろと調べましても、
いろいろと言っている事が違う事も多く、お聞きしたいのですが、
基本的な引用のやり方としては、直接引用としては、
1、○○という本においては、「□□と△△は、本質的に同じである。」(1)
と書いてあった。

私はこの事について(以下引用した文章についての感想が10行程という設定。)

引用文献
(1)〇□△(著者名)、○○(書名)、第5版(使用した版の表示)、〇△出版社(出版社名)、
200□年第5版発行(使用した版の出版年)、p.212(その文献の引用した文章の該当ページ。)
(この書名とか著者名とか引用文章とかの設定はすべて適当です。)

というように書くのが、一つのやり方のように思えますが、
1、インターネット上においての引用においても、同じようなやり方でよろしいのでしょうか。
2、上記(1)の引用文献のような情報を書いて、さらに
出版地とか、ISBNなども記すやり方もあるようですが、そこまでやった方がよろしいでしょうか。
3、また、上記のような引用のやり方において、何か不備や間違いなどはありますでしょうか。 

929978さんの相談

回答タイムライン

  • 溝口 矢 弁護士

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    > 1、インターネット上においての引用においても、同じようなやり方でよろしいのでしょうか。

    基本的にそのような方法で問題ございません。

    > 2、上記(1)の引用文献のような情報を書いて、さらに出版地とか、ISBNなども記す
    やり方もあるようですが、そこまでやった方がよろしいでしょうか。

    できる限り詳細な引用をしておくのが穏当ですが、著作権法32条が一律にそこまでの引用方法を求めているとはいえないでしょう。

    > 3、また、上記のような引用のやり方において、何か不備や間違いなどはありますでしょうか。

    参考となる引用の要件についてご説明差し上げます。
    現在、どのような場合に引用に該当するかにつき、判例や学説で確立した考え方があるわけではありません。
    従来より、①引用した著作物が公表されていること、②引用した著作物が明瞭に区別できること、③引用した著作物が従属的なものであること、④出所が明示されていることを充足していれば良いとされてきました。
    そのような中、最近の裁判例(美術鑑定書事件)では、「引用としての利用に当たるか否かの判断においては、他人の著作物を利用する側の利用の目的のほか、その方法や態様、利用される著作物の種類や性質、当該著作物の著作権者に及ぼす影響の有無・程度などが総合考慮されなければならない。」とされました。

    いずれの考え方に依拠するかは議論のあるところですが、柔軟な判断が可能な後者の裁判例に近い判断が今後増えてくると言われております。この裁判例を踏まえ、信頼のあるインターネット上のサイトで行われているものと同じ引用方法をベースにしつつ(上記1)、必要な限りで詳細な引用を行っていけば(上記2)、著作権法上問題となることはないと考えます。

  • 相談者 929978さん

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    お答えいただきありがとうございます。
    重ねてお聞きしたいのですが、ご回答にて書かれた
    >その方法や態様、利用される著作物の種類や性質、
    >当該著作物の著作権者に及ぼす影響の有無・程度などが総合考慮されなければならない。
    というのは、具体的にはどのようにしていけばよいのでしょうか。

  • 溝口 矢 弁護士

    注力分野
    企業法務・顧問弁護士
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    こちらは結局のところ個別具体的な事情をみて判断するというものですので、一般的に「ここまでの引用をすれば良い」という結論が導きにくいものです。そのため、ご質問者様を混乱させてしまったかもしれません。
    絶対の正解はありませんが、私としては、一般的にインターネットで用いられている引用方法(ご質問者様の当初のご提示のとおりで良いと思います)を採用しつつ、引用部分が長くなるなどした場合には、詳細な引用先の説明を行う、引用している部分の文字サイズを若干小さくするなどといった工夫を加えるなどして対応するのがよろしいかと考えております。

  • 相談者 929978さん

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    お答えいただきありがとうございます。
    二つほどお聞きしたいのですが、

    1、>引用部分が長くなるなどした場合には、詳細な引用先の説明を行う、
    とありますが、文章が長い時とかには、
    上記(1)の書き方ではまだ足りないのでしょうか。
    だとしたら、どのような情報を追加した方がよいのでしょうか。
    ISBNや出版地情報などを追加した方がよいのでしょうか。
    他にも、追加した方がよい情報はどんなものがあるでしょうか。

    2、引用の書き方につきましては、いろいろな書き方があるようで、
    上記(1)の書き方も、ある一つの書き方としては妥当であっても、
    他に違う書き方もあるでしょうし、
    人文科学系では妥当な書き方であっても、自然科学系では不適当だとか、
    あるいは、上記(1)のような書き方が、
    ある学問分野では微妙に違っていて妥当ではない、
    という事もあるとしますと、
    そういった、学問分野やその他の違いなどによって
    ある学問分野においての引用のやり方としては妥当であっても
    その学問分野においては微妙に違っていて妥当ではないやり方で引用をした場合、
    引用が不適当として、著作権侵害、という事になる可能性はあるのでしょうか。

  • 溝口 矢 弁護士

    注力分野
    企業法務・顧問弁護士
    ベストアンサー
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    1について
    ⑴の方法でも十分ですが、ご心配であれば詳細な引用をした方が安全である、すなわち、⑴以上の詳細な引用は万が一の保険になると考えて頂ければ良いと思います。ISBNや出版地情報まで記載すれば十分すぎる対応だと思います。

    2について
    先にも申し上げましたように絶対の正解があるものではありませんが、学問分野ごとの微妙な違い程度であれば、その一事をもって著作権侵害とされることは考え難いですので気にされる必要はございません。ご安心ください。

  • 相談者 929978さん

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    お答えいただきありがとうございます。
    複数の質問に答えていただきありがとうございました。
    お答えいただきありがとうございました。 

この投稿は、2020年06月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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