showreel(ポートフォリオ)の著作権について、個人映像作家

フリーランスでクライアント直受けの案件が多い
映像製作者です。著作権について相談させてください。
今度自分のホームページを作るのですが、これまで制作した映像を短くつないでshowreelのような形で、トップの背景に使用したいと考えています。
基本的には特に契約を交わさなかった映像を使う予定なのでそれぞれの著作権は自分にあると考えています。商用目的ではありません。

この場合、法律上何か問題はあるでしょうか?
(自分で製作した数本を短くつないで.自身のHP上だけで流す)
また、これを実現する為にはどんなことが必要でしょうか?

無断でやってしまうのは怖いなと思い
何が問題なのか明確にしたく質問いたしました。

よろしくお願いいたします。

2019年07月06日 00時22分

みんなの回答

相談者
追記致します。主にファッション系のイメージ映像になります。製作した映像にはモデルさんが写っております。撮影、編集、自分一人でやっております。よろしくお願いします。

2019年07月06日 01時13分

辻 真也
辻 真也 弁護士
企業法務・顧問弁護士に注力する弁護士
ありがとう
お困りのことと思います。

>これまで制作した映像を短くつないでshowreelのような形で、トップの背景に使用したい
>基本的には特に契約を交わさなかった映像を使う予定
>この場合、法律上何か問題はあるでしょうか?

→問題ありません。

ご理解のとおり、契約により譲渡しない限り、著作権はご相談者にあります。
そのため、ご相談者がその映像を使用することに、法律上の問題はありません。

なお、映像の中でクライアントの商標等が登場する場合には、(道義上)断りを入れておいたほうが望ましいでしょう。

>また、これを実現する為にはどんなことが必要でしょうか?
→特段の手続きは必要ありません。

ご参考になれば幸いです。

2019年07月06日 06時54分

甲本 晃啓
甲本 晃啓 弁護士
企業法務・顧問弁護士に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
映像をつないでそれを公衆送信することは、法的な問題が発生する場合があります。
映像は著作権法では「映画」の著作物として取り扱われますので、以下は「映画」として言及します。そして、映画の著作権は、著作権法29条1項の「映画製作者」であるクライアントが取得するのが通常です。本件は、、「映画」の本編として使用されなかった映像部分(以下「未収録シーン」といいます。)については誰が著作権者となるのか、という問題です。

映画制作においては、契約で「未収録シーン」について誰が著作権を取得するのかについて決めているのが通常だと思います。しかし、決めていなかった場合(その部分について契約をしていないという意味です)には争いになることがあります。本件は、決めていなかった場合であるような印象を受けます。

この論点に関して、未完成の映画について著作権の帰属が争われた裁判例(三沢市勢映画事件控訴審・東京高裁平成5年9月9日判決)があり、これによれば、クライアントが著作権法29条1項の「映画製作者」として未収録シーンの著作権を取得したと認められるかどうか(逆に、未収録シーンの著作権が監督などにあるのか)は、未収録シーンについて「映画製作過程を経ないまま未編集の状態」かどうかで判断しています。「映画製作過程」とは「NGフィルム選別、シナリオに従った粗編集、細編集、音づけ等」を言います。簡単にいえば、素材として撮影しただけの映像については監督に、少しでも手を加えた編集映像についてはクライアントに著作権があると判断される可能性があります。

ただし、これは、未完成の映画についての話ですので、完成済みの映画の場合は、先例となる裁判例がありません。もちろん契約があればそちらが優先しますが、編集済みか未編集かを問わず、撮影した全シーンについてクライアントが映画製作者と解する余地がないわけではありません。

いずれにしても、クライアントに一言だけ断っておくだけで、紛争の芽は摘めますので、厭わずに了承をとっておくのが安全だと思います。もし了承を得られなかったり、揉めたりしたら、トラブルを未然に防げたと理解なさればよろしいでしょう。

なお、モデルさんについては、別途肖像権の問題がでる場合があるので、可能であれば、映像処理でハッキリと人相がわからないようにしておくと安全だと思います。

2019年07月06日 10時36分

この投稿は、2019年07月06日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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