絵の参考資料の著作権について

公開日: 相談日:2017年03月23日
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マンガを描いている者です。
ネットの画像、写真を参考資料に使うことがあるのですが、どこからが著作権侵害になってしまうのかが知りたくて、質問させていただきました。
自分で調べた中では、トレスや模写、そうじゃないに関わらず、参考にした元作品の特徴的部分が残存しているか、それがありふれた表現じゃないかが著作権侵害のポイントになると考えているのですが、以下の場合は問題がありますでしょうか。

1:ポーズは自分で考えて、同じ方向から見た腕の筋肉だけ模写する(他はポーズも服も表情も髪形も全くの別物)
人の横顔の輪郭を模写する(表情や髪形は全くの別物)
つないだ手や指さしの手などありふれた表現を模写する
2:独特な構図ではない風景写真の模写(対象の建物を正面から撮ったものなど。空の雲や周りに写る人などはそのまま描かない)
3:ありふれたポーズをそのまま模写し、表情や髪形、背景、服はオリジナルにした場合

535837さんの相談

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  • ベストアンサー
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    よくお調べになっていると思います。
    かなり高度な質問で驚いております。参考にしていただけるように回答させていただきます。

    1:ポーズは自分で考えて、同じ方向から見た腕の筋肉だけ模写する(他はポーズも服も表情も髪形も全くの別物)
    人の横顔の輪郭を模写する(表情や髪形は全くの別物)
    つないだ手や指さしの手などありふれた表現を模写する
    →人体そのものは著作物ではないです(顔についてはいわゆる「肖像権」等の対象にはなりえます)。他方で、印影を美しくライティングして撮影したような写真には著作権が成立しますので、そのような写真と見まごうような表現でなければ、問題ありません。

    2:独特な構図ではない風景写真の模写(対象の建物を正面から撮ったものなど。空の雲や周りに写る人などはそのまま描かない)
    →だれが描いても同じになるでしょうから、問題ありません。

    3:ありふれたポーズをそのまま模写し、表情や髪形、背景、服はオリジナルにした場合
    →問題ありません。ポーズには、舞踊としての創作表現が含まれる場合がありますが、ありふれていれば著作権は成立しません。

  • 相談者 535837さん

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    ご丁寧な回答、ありがとうございます。著作権につきましては、本や判例、弁護士ドットコム様の他の回答などで調べに調べてきましたが、トレパクなどの話もよく議論になるため、どこまでが大丈夫なのか心配になり、質問させていただきました。
    顔の肖像権については、顔を似せない限り問題はなさそうですね。舞踊のポーズについては初めて知りました。ありがとうございます。
    これで安心して作品が作れそうです。ありがとうございました!

  • 相談者 535837さん

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    すみません。もう少しだけ質問させてください!
    先ほどいただいた回答ですが、これは「模写」でなくて「トレス」の場合でも同じ認識で大丈夫でしょうか。自分はトレースはしないのですが、トレパク議論を見ているとはっきりさせておきたいところでありまして…

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    トレスは、オリジナルが著作物でないか、トレスする部分が本質的特徴を形成するような創作性の根幹部分でないか、著作権制限規定が適用される利用態様のどれかであれば、法律上問題ありません。

    他方において、トレスをすれば、ネット炎上のリスクがあるので、法律ではないところで注意が必要になってきます。著作権法「額に汗」を保護するものではないので、上述のように適法にトレス(コピペ)することについて法律上なんら問題がないのですが、なかなか理解が深まりません。

  • 相談者 535837さん

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    甲本先生、わかりやすいご回答をありがとうございました。
    ネットでは「トレスは著作権侵害!」との認識が多いのですが、今回はっきりとわかってすっきりしました。本当にありがとうございます。

この投稿は、2017年03月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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