「著作者人格権を行使しない」とは

公開日: 相談日:2013年06月17日
  • 1弁護士
  • 1回答

前回の質問の一部を、改めてより具体的に質問させて頂きます。

過去にキャラクターの著作権の譲渡の契約書を交わしましたが

その後、お電話で著作権譲渡先と話をした際、


あなた(著作者)の仕事でのキャラクター制作の際の実績として
クライアントに見せる事も、他人に話す事もやめてくださいと
言われました。公(自社HPなど)に公表するのもダメと言われました。


確かに契約書に「著作者人格権を行使しない」という記載があるのですが、ここまで強い意味合いだとは認識しておりませんでした。

「著作者人格権を行使しない」の項目がある以上、他言無用という
先方の言い分は正しいのでしょうか?

せっかくの実績ですので、色々と紹介したいのですが…


アドバイスをお願い致します。

184709さんの相談

回答タイムライン

  • 弁護士 A

    タッチして回答を見る

    (著作者人格権のうち、氏名表示権のみについて回答します)
    「著作者人格権を行使しない」という条項は、それのみをみると、その著作物に、著作者として相談者様が表示されていなくても、出版者に文句を言わないという合意であると考えられます。
    したがって、出版者に対して、著作物に自分の名前を載せることは請求できません。

    しかし、私見ですが、他言無用とまでは言えないと思います。氏名表示権の不行使特約は著作物を出すときにその著作物に名前を載せるかどうかについてのものですので、別の場所で自分が著作者であると書くことは、上記のような特約の解釈に基づくと、制限できないと思います。

    もっとも、著作者人格権不行使特約が結ばれた理由が、「作者とキャラクターの関係を公にしたくないから」などと説明されていた場合、あなたが公にすることは債務不履行に当たるため、何らかの損害賠償請求を受ける可能性はあります。
    相談者様は「ここまで強い意味合いだとは認識していなかった」とのことですから、その理解に食い違いがあるのでしょう。

    著作者人格権は著作権と違って法律上、譲渡できないことから、人格権の不行使特約は無効とする学説もあります。
    どうしても紹介したいようでしたら、弁護士を間に挟むなどして、紹介方法を限定するなど、十分に交渉しておくべきであると考えます。

この投稿は、2013年06月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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