勤務先から役員になることを進められているが、どんなリスクが考えられますか?

公開日: 相談日:2021年07月25日
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【相談の背景】
現在、一事業部の長として働いている会社から、役員にならないかと話がでました。ここ数年会社の業績は決して良いものではありません。
役員ともなれば、当然登記にも名前を連ね、社会的な責任も負う立場になると思います。
しかしながら、仕事内容はさほど変わらないので、役員になるメリットがわかりません。

【質問1】
1)役員の責任範囲を具体的に知りたい
2)出資金はないのですが関係ないのでしょうか
3)倒産となった場合、個人の資産まで影響がでるのか
4)過去に破産や刑事罰を受けていた場合は役員になれるのか

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    齋藤 健博 弁護士

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    【質問1】
    1)役員の責任範囲を具体的に知りたい

    任務懈怠があった場合には、債権者や株主、会社に対して、損害賠償責任を負う可能性があります。
    業務執行に問題があるのに指摘しなかった場合等が考えられます。
    ケースバイケースの判断となりますが、「任務懈怠」で検索されると、より具体的な例がヒットすると思います。

    2)出資金はないのですが関係ないのでしょうか

    それは関係ないです。
    ただ、役員になると、株式を持つように言われる可能性があります。

    3)倒産となった場合、個人の資産まで影響がでるのか

    連帯保証人になっていなければ、単なる取締役であれば、影響はないと思われます。

    4)過去に破産や刑事罰を受けていた場合は役員になれるのか

    破産は問題ありませんが、刑事罰については、一定期間は役員の欠格事由となります。

    また、ご質問にはありませんでしたが、1度役員となると、退任の際に代わりの役員を準備しないと、直ぐに退任登記ができない可能性があります。
    会社側の対応によっては、いつまでも登記が残るリスクがあります。
    ここで揉めるケースが少なからずありますので、ご留意される必要があると思います。


    ご参考までに。

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    岡田 晃朝 弁護士

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    企業法務・顧問弁護士
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    1)役員の責任範囲を具体的に知りたい

    会社の業務遂行、監視に発生します。任務懈怠があれば責任を負います。

    会社法第423条(役員等の株式会社に対する損害賠償責任)
    取締役、会計参与、監査役、執行役又は会計監査人(以下この節において「役員等」という。)は、その任務を怠ったときは、株式会社に対し、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

    後、善管注意義務や会社への忠実義務なども負います。利益相反や競業取引ああれば、それに責任が生じることもあります。

    また、法的規制ではないですが、役員ならば、借入の連帯保証人になるように、金融機関から申し入れられることがあります。

    2)出資金はないのですが関係ないのでしょうか

    関係ないです。

    3)倒産となった場合、個人の資産まで影響がでるのか

    基本は所有と経営は分離されており、経営者の個人資産は関係ないですが、上記1)の関係の範囲では生じます。

    4)過去に破産や刑事罰を受けていた場合は役員になれるのか

    破産は問題ないです。
    刑事罰は規定によっては一定の制限が生じます。

この投稿は、2021年07月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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