弁護士ドットコム - 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

位置指定道路の現況が、許可された位置指定内容と異なる時、再建築が可能かどうか?

位置指定道路の現況が、許可された位置指定内容と異なる時、再建築が可能かどうか?
不動産の購入を検討中です。同物件はつながった2つの位置指定道路のうち、下記①の部分に北側が接道しています。

位置指定道路①東西に走る40mの道路と位置指定道路②南北に走る35mの道路。それぞれ、片端が公道につながっており、通りぬけ可能な状態です。

①の道路幅員は4mで、その部分は位置指定内容に適合しています。しかし、折れ曲がって繋がっているその先の②の幅員は、折れ曲がった後35mのうち、5mほどが幅員は2mとなり、その先は4mとなっており、道路幅員が位置指定図と異なっています。

今回購入する物件の建築確認は取得されており、不動産業者が言うには、接道部分の①の位置指定道路の現況が位置指定図と適合していれば問題ないといっていますが本当でしょうか?将来、再建築することになった場合、折れ曲がった先の現況が不適合な状態でなにか不都合はおきるでしょうか?
相談者Aさん
2018年12月28日 17時02分

みんなの回答

米重 浩史
米重 浩史 弁護士
不動産・建築に注力する弁護士
ありがとう
隣接する位置指定道路である①の道路幅員が4mである以上,建築基準法上,(現状では)建築は可能です。

今回,②の道路の一部で幅員が2mとなっていることについて,その理由を行政に確認した方がよいと思います。位置指定道路には擁壁等は建造してはならず(建築基準法44条),現況に対して行政がどのような考え方を持っているかによって,今後の予測ができるかと思います。

2018年12月28日 21時15分

相談者A さん (質問者)
早速のご回答、大変ありがとうございます。

②の道路35mのうち5mほど幅員が2mになっている部分は、②の道路と接している隣地が農地になっており、農地部分が2m道路へはみ出ており、その境目に金網のフェンスが立っています。(金網から、東側が農地、西側が道路)農地と、はみ出ている部分は公図で確認したところ、分筆されていませんでした。尚、同農地の謄本を確認したところ、多額の相続税に係り、国税が抵当権を設定していました。

行政にも確認したところ、本当は、現況が、金網が立っており、幅員が4mないとすれば、問題で芳しくはないのですが、金網のフェンス程度であれば、いつでも撤去できるので、一応、法的には擁壁等にあたらないとの見解でした。
また、現状は、農地と分筆されていないで、本来はまずいのですが、いずれ、隣接している農地部分を売りに出すとすれば、道路部分を分筆して、2mセットバックすれば、問題ないといっていました。

念のため、再確認ですが、位置指定道路の場合、35m以上は自動車の転回ができるスペースか、通り抜けができるかが要件となっているのに、①の道路は40mなので、現状、厳密に言うと②の道路が、途中幅員が2mしかないので、その要件を満たしてはいない状態ですが、上記の行政の法的見解も踏まえて、①も適合状態にあるという解釈は可能でしょうか?orご回答いただいたように、①が4mあれば、単純に、問題ないと考えればよろしいでしょういか?(そこまで行政に確認すればよかったのですが気が付かずに確認していません)

また、将来、行政から、②の不適合分を言われた場合、あくまで、はみ出ている部分は農地なので、当方の方で、金網の撤去などで、費用負担が発生することはないでしょうか?

以上、大変お手数ですが、ご教示いただけますと幸いです。

2018年12月29日 11時02分

米重 浩史
米重 浩史 弁護士
不動産・建築に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
①の道路は折れ曲がって②の道路とつながっているとのことですので、1つの位置指定道路として指定されていると思われます。その前提でいくと、一部幅員2mしかなければ、全体として、位置指定道路として適合しているとは言えない状況となります。
行政法上、事後的に行政行為の要件が充足されなくなった場合、行政庁は一定の要件のもと撤回することができます。今回の場合、幅員が足らず、要件が充足されなくなったと言えますが、位置指定道路の指定がなくなれば、その道路に面する土地所有者は建築できない不利益を被るため、法的安定性を害しますし、一人が違反すると全員が悪影響を受けるのも問題があるため、撤回が認められることはほぼないと考えます。行政も撤回をするということは住民との間で大きなトラブルとなるため、そもそも考えないと思います。
そして、位置指定道路の指定が存続する以上は、建築は可能であり、金網の撤去等は、あくまでその所有者が解決すべき問題となります。

2018年12月29日 13時29分

相談者A さん (質問者)
大変ありがとうございました。参考になりました。

2018年12月29日 16時00分

この投稿は、2018年12月28日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

このようなトラブルは弁護士

弁護士に依頼することで、解決できる可能性が高い相談内容です。

弁護士に依頼することを検討している方には
一括見積りがおすすめです。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

「弁護士ドットコム」では12,760名の弁護士から、「不動産・建築に注力する弁護士」 や「初回相談無料の弁護士」などの条件で絞り込むことができます。お住まいの地域であなたの希望に合った弁護士をお探しください。

この相談に近い法律相談

法律相談を検索する

依頼前に知っておきたい弁護士知識

法律相談を検索する

新しく相談する無料

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

不動産・建築のニュース

  1. 女子寮あるある!?「男子禁制」なのに彼氏を招...
  2. 深夜に大音量の音楽をかける「爆音おばちゃん...
  3. マンション上階は「パン屋」、生地を叩く音や...
  4. 寂しい一人暮らしOL、「小動物」飼育で気を紛...
  5. 退去時に求められた「修繕費5万円」耐用年数...
  6. 東京弁護士会「動物愛護法入門」出版「殺処分...
  7. 脱原発テント「撤去しない」撤去命令確定受け...

活躍中の弁護士ランキング

不動産・建築の分野

ピックアップ弁護士

をお選びください。

弁護士回答の中から一番納得した回答に、「ベストアンサーに選ぶ」をつけることで、
回答した弁護士に最も高い評価を与えることができます。

ベストアンサー以外にも「ありがとう」をつけることができます(複数可)。弁護士へのお礼も兼ねて投票へのご協力をお願いいたします。

※万が一、納得のいく回答がない場合は、「ベストアンサーを選ぶ」をつけずに、投票を終了することもできます。