タッチして回答を見る
1 安くはないですが、取り敢えず交渉のための案として言うのは構いません。実際にいくらくらいが妥当かは物件によって様々なので、ある程度、正確な額を把握するには不動産鑑定業者の不動産鑑定によらなければならず、裁判になっても、裁判官は立退料査定の専門家ではないので、裁判所に鑑定を申し出たりすることになります。
逆に、250万円を請求していけば、300万円になることは無いので、その辺は交渉の妙ということになります。こちらの提示額について、貸主側が、話に乗ってきて、250万円では高いので200万円ならどうかと対案を出してくれば、その200万円で納得できるなら、200万円の立退料で和解すれば良いということになります。
250万円で相手が高すぎると思えば、交渉の余地は無いので、相手としては交渉するのを止めて、調停や訴訟などの裁判手続を相手が申し立てるということになる場合もあります。
金額を提示したあとにどうなるかは、相手の対応次第というところもあります。
2 こちらの提示額に対して、相手がそれで良いと一発OKならすぐ終わりますし、話し合いの交渉で色々と案を出し合い、検討し合っていれば、それで時間が経過しますし、話し合いで折り合いがつかない場合、相手が立退き請求の調停や訴訟を申し立てれば、また時間がかかります。調停をやって調停での和解がダメだった場合に訴訟するのか、最初から訴訟をするのかによっても、かかる期間が変わってきます。両者が合意できる和解案ができればそれで終わりなので、逆に合意できる案ができず、訴訟で、お互いの言い分を主張し合うことになれば、裁判は月に1回とかなので、1年くらいは簡単に経過します。要するに、お互いに納得できず、揉めれば揉めるほど時間がかかり、最初の交渉から3年経っても決着がついてないということもよくあります。弁護士費用も話し合いだけで済むのか、調停だけで済むのか、訴訟までするのか等々によって変わってきますし、弁護士事務所によっても、色々な場合に応じて費用基準は様々なのでいくらとは画一的には言えません。また、調停や訴訟で証拠として立退料の不動産鑑定書を取るのであればその費用もかかります。
ただ、居住地域の弁護士事務所のHPで、立退料いくらの請求に対して、着手金何%などと載せてあったりするのを探して、一応の概算を知ることはできるかと思われます。