隣家との境界での塀問題

隣家の家人から、私の土地との境界に折半で塀を建てたいと言われ一度断ったのですが、今度は弁護士を通し連絡するので話し合いを持って欲しいとのこと、そしてお宅も弁護士を建てればすんなりいきますよ!などとも言っています。
私としては自分で塀を建てたいのであれば、折半ではなく自分の敷地内に塀を自分で建てるのが筋と考えています。
このまま、断り続けても法律的には大丈夫なんでしょうか?また、弁護士を立てるべきなんでしょうか?
よろしくお願いします。
kururinnさん
2016年08月08日 20時17分

みんなの回答

岡田 晃朝
岡田 晃朝 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 兵庫県1
ありがとう
民法の以下の規定が問題になってくるでしょう。
弁護士をたてる必要はないでしょうが、相談はされてはどうでしょうか。

(囲障の設置)
第二百二十五条  二棟の建物がその所有者を異にし、かつ、その間に空地があるときは、各所有者は、他の所有者と共同の費用で、その境界に囲障を設けることができる。
2  当事者間に協議が調わないときは、前項の囲障は、板塀又は竹垣その他これらに類する材料のものであって、かつ、高さ二メートルのものでなければならない。
(囲障の設置及び保存の費用)
第二百二十六条  前条の囲障の設置及び保存の費用は、相隣者が等しい割合で負担する。
(相隣者の一人による囲障の設置)
第二百二十七条  相隣者の一人は、第二百二十五条第二項に規定する材料より良好なものを用い、又は同項に規定する高さを増して囲障を設けることができる。ただし、これによって生ずる費用の増加額を負担しなければならない。
(囲障の設置等に関する慣習)
第二百二十八条  前三条の規定と異なる慣習があるときは、その慣習に従う。

2016年08月08日 20時43分

山根 嗣朗
山根 嗣朗 弁護士
ありがとう
民法225条1項は,隣地との境界上に隣地の所有者と共同の費用で囲障(塀)を作ることができることが定められています。条文はインターネット等で確認してみてください。
隣人はこの条文に基づいて塀の設置を求めていると思われます。

自分の敷地内に塀を作ることは勿論できますが,自分の敷地内に塀を作った場合,将来的に土地の境界線を巡る争いが発生するリスクがあります(塀が土地の境界線であると主張される危険がある)。
そのことから,隣人は境界線上に塀を作ることを求めているのかもしれません。

このまま断り続けた場合ですが,境界線上に塀を作るために隣人が調停や訴訟を提起してくる可能性があります。
調停や裁判の結果,境界線上に塀を作った後,民法226条が塀の設置費用は相隣者が等しい割合で負担する旨を定めているので,場合によっては境界線上の塀の費用の半分を支払うよう求めてくる可能性もあります。

塀ができることは悪いことばかりではなく,それぞれの家のプライバシーを保護する,さらに境界線をハッキリさせるという点では将来の紛争防止のために役に立つものでもあります。
相手に弁護士が就いているからこちらも弁護士を雇わなくてはならないわけではありません。
一度相手の弁護士に塀の見積もりなど聞いてみてはいかがでしょうか。

2016年08月08日 21時04分

kururinn さん (質問者)
早々のご返信感謝申し上げます。
費用を折半で、相手が塀を境界線上に建てたいと主張してきたら、必ず見積もりの半分の費用は持たなければならないということになるんでしょうか?

2016年08月08日 21時37分

山根 嗣朗
山根 嗣朗 弁護士
ベストアンサー
ありがとう
民法225条2項は
当事者間に協議が調わないときは、前項の囲障は、板塀又は竹垣その他これらに類する材料のものであって、かつ、高さ二メートルのものでなければならない。
としており,
民法227条は
相隣者の一人は、第二百二十五条第二項に規定する材料より良好なものを用い、又は同項に規定する高さを増して囲障を設けることができる。ただし、これによって生ずる費用の増加額を負担しなければならない。
と定めています。

つまり,相談者さんが隣人との協議が整わないときは,隣人が作成できる塀は高さ2メートルの板塀,竹垣その他似たものしか作れず,それ以上の物を作ろうとすれば,増額分は隣人が負担することになります。

ただし,民法228条により,建築基準法や慣習などで不燃材を使わなくてはならないとされている場合には,板塀などは作れず,不燃材での塀を作り,その費用を折半しなければなりません。

2016年08月08日 21時47分

この投稿は、2016年08月08日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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