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建築における隣地境界に関する民法の解釈について

2012年04月16日
ベストアンサー
民法で「隣地境界から50cm」を適用されない事例として、
 ①民々承諾がとれている場合 ②「地域の慣習」がある場合 ③準防火地域で耐火構造建築の場合 の3つがあります。
この場合にどれか1つでも満たして入れば、民法上問題ないとの見解を伺いました。
例えば②を満たしていても隣家からクレームがついた場合(①を満たさない場合)、どのように対応したらよろしいのでしょうか?
また、クレームをつけた隣家自身が周辺と50cmを守っていない場合、どのような対応が出来ますでしょうか?
今後のお付き合いもありますので、円満解決を望んでいます。但し、狭小地のため計画の建築面積削減は厳しい状況である事を御理解ください。
 
相談者(116752)の相談

みんなの回答

梅村 正和
梅村 正和 弁護士
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弁護士が同意1
ありがとう
既に50㎝以内に建築されている場合には、
50㎝を超えている部分を取り壊せという請求はできず
損害賠償請求ができることになります。
なので、実質的に損害といえるほどのものがない場合には、
僅かな金銭賠償しか得られません。
法的に処理するより、御近所つきあいの中で問題を解消していった方が良い
場合も多いです。

2012年04月16日 21時34分

相談者(116752)
ご回答ありがとうございました。
当方は円満解決を強く望んでおりますので、法的手段は本当の最終手段になると考えています。
1点単純にお伺いしたい点は、
例えば②「地域の慣習」があれば①「民々承諾」が無くても建築を進める事は民法上合法であるか非合法であるかについてです。
恐れ入りますが、ご教授ください。

2012年04月17日 11時33分

梅村 正和
梅村 正和 弁護士
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ベストアンサー
ありがとう
民法236条
「前2条(50㎝話すという条文含む)の規定と
異なる慣習があるときは、その慣習に従う」

法の適用に関する通則法3条
「公の秩序又は善良の風俗に反しない慣習は、
法令の規定により認められたもの
又は法令に規定されていない事項に関するものに限り、
法律と同一の効力を有する」
 
ということで慣習は法律と同様なので当然同意が無くても有効です。

2012年04月17日 12時26分

梅村 正和
梅村 正和 弁護士
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ありがとう
訂正
50㎝話す → 50㎝離す

2012年04月17日 12時27分

相談者(116752)
梅村先生、御丁寧な回答ありがとうございました。
法律からみて合法的であるという後ろ盾があるとわかって、当方の気持ちが楽になりました。
ただ、先生のアドバイスのように話し合いで円満解決する為に、隣家には礼をつくして低姿勢で対応していきたいと考えております。
話し合いが行き詰ったら再度相談させていただきたく思います。
本当にありがとうございました。

2012年04月17日 12時40分

この投稿は、2012年04月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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