煙被害を取り締まる法令はありませんか

状況
もみ殻燻炭製造過程による煙の被害です。
①被害例(周辺家屋)
・刺激臭が家屋・敷地を覆い生活に重大な支障(外に出られない・干した布団や洗濯物に 臭いの粒子が付着)、家の中にも臭いが侵入(髪に臭いがつく人までいます)
・健康被害 喉・目が痛む 喉から出血 息苦しい 喘息発症
・行政指導など行われるも一向に作業をやめません(兼業農家)。
②適用法令不明確(県・市の見解です)
・「廃掃法」における一般廃棄物と断定できない。 
 (燻炭製造を目的としており廃棄物処分と言いきれない)
・県条例(以下に示した通りです)に該当するかについても不明確とされています。
※「廃掃法」または条例のいずれかを適用できるように思うのですが、県・市の担当者の判断があいまいです。過去に事例がないためとのことですが対応が遅れ気味です。時間ばかりが経過し、被害が続き精神的肉体的に耐えきれない状況に追い込まれています。

質問
①「廃掃法」または条例のいずれかの禁止事項に該当しないでしょうか。該当しないとしたら他に適用できる法令はないでしょうか。
②県市の対応を早めさせる手立てはないでしょうか。

「条例」
(目的)
第一条 この条例は、県環境基本条例に定める基本理念にのっとり、公害の防止、事業活動及び日常生活に伴う環境への負荷の低減その他生活環境の保全に関する県、事業者及び県民の責務を明らかにするとともに、公害を防止するために必要な規制をし、並びに事業活動及び日常生活に伴う環境への負荷の低減を図るための措置に関する事項を定めること等により、県民の健康を保護し、県民の生活環境を保全することを目的とする。
第六節 悪臭の防止義務等
第六十六条 何人も、燃焼に伴ってばい煙、悪臭又はダイオキシン類(ダイオキシン類対策特別措置法(平成十一年法律第百五号)第二条第一項に規定するダイオキシン類をいう。以下同じ。)が発生するおそれがある物で規則で定めるものを屋外において規則で定める焼却炉を用いないで燃焼させてはならない。ただし、法令若しくはこれに基づく処分により物を燃焼させる場合又は公益上若しくは社会の慣習上やむを得ず物を燃焼させる場合若しくは周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である場合として規則で定める場合は、この限りでない。
相談者(437972)からの相談
2016年03月28日 21時19分

みんなの回答

村上 誠
村上 誠 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都6
ありがとう
①について 「廃掃法」も条例も、社会の慣習上やむを得ない焼却で、政令や規則で定めるものを許容しており(廃掃法16条の2)、廃掃法施行令は、そのような場合として、「農業、林業又は漁業を営むためにやむを得ないもの」を挙げていますので(14条4号)、本件が仮に廃棄物の燃焼だとしても、相手方がしている燃焼が法令に違反しているかどうかを、一般論として問題とすることは難しいのではないか、と思います。
それよりは、具体的に、相手方の燃焼による、あなたの側の健康等の被害が受忍限度を超えているとして、あなたの人格権ないし生活権に基づいた妨害排除請求という観点から、問題とすべきではないか、と思います。

②について 県市が、相手方の法令違反という観点よりは、あなたの側の被害防止を図るという観点から対応をしてくれるというのでないと、いつ手立てを講じてくれるかは、分からないでしょう。
むしろ、裁判所に対して、あなたの側の被害が受忍限度を超えていることを理由にして、相手方の燃焼の差止ないし改善を求める方が効果的ではないか、と思います。

2016年04月10日 11時10分

この投稿は、2016年03月28日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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