中古建物での自殺者に関する告知義務について

公開日: 相談日:2011年06月23日
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不動産会社の営業をしている者です。
今回、中古建物の売却依頼を受けたのですが、10年程前にその中古建物の敷地内でその当時の所有者が車の中で排気ガスを引き込んで自殺をしました。
その後、別の方(現所有者)が自殺者がいたのを承知の上で、中古建物を購入されました。

この場合、10年程前に敷地内で自殺された方がいるという事を告知しなければならないのでしょうか?
建物の中では無く敷地内(建物へ行くまでの駐車スペース)の事であり、また10年程前の事でもありますので、会社内でも人によって意見が違います。

告知義務があるのかどうか、ご教授お願い致します。

63970さんの相談

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    ざっくり調べてみたところ,ダイレクトな裁判例は見つからなかったのですが,

    横浜地方裁判所平成22年1月28日判決は,居室内の首つり自殺の不告知について,不動産の価値の減少は2年以上続くものの,24年では減価はなくなるとし,

    東京地方裁判所平成20年4月28日判決は,飛び降り自殺事案で,不動産業者の「売買にういては5年間程度は告知をするように東京都の所轄課から指導されている」との証言を基に,自殺から5年間分までの価値の減少分を認定し,

    横浜地方裁判所平成元年9月7日判決は,建物内の首つり自殺について,自殺後6年3か月は,「さほど長期であるということはできない」としています。

    敷地内かつ10年前,は,限界事例といえ,明確に告知義務があるとも,ないとも,言えないように思います。

    ということは,少なくとも後日新たな買主が争ってくる可能性は十分あるので,そのリスクを回避したいなら,告知しておいた方がよいように思います。

  • 相談者 63970さん

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    分かりやすいご回答有難うございました。
    訴訟リスクを考えると、やはり告知をしていた方が無難ですね。今回は、購入希望者に対して告知をするようにします。

この投稿は、2011年06月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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