認知症の母の不動産取引について

母(80歳・2年前に認知症を発症、父は2年前に死亡)が兄嫁と交わした不動産売買契約についてお尋ねします。
以前父母が住んでいたマンション(持分は父母で1/2づつ)が先ほど兄嫁に登記が移転されました。(原因は売買、売買されたのは母の持分1/2です。)

母は2年前から認知症を発症(父が亡くなる前から、夜間の徘徊で2度ほど警察の保護を受けた)をしていて、現在入院か介護施設に居る様です。
(兄夫婦は現在の母の居場所を全く教えてくれません。)
先日父母のマンションの全部事項証明を取り寄せたところ、売買により母の持分が兄嫁に移転されていました。
私はこの売買が正当な取引とは思えないのですが、今のところ全く打つ手が無くて困っています。
(亡き父の持分は未だに相続登記がされていません。 父の持分の相続割合は、私1/4、兄1/4、父の前妻の子2人が1/4づつです。)

そこで質問です。

1.この不動産売買契約が合法か違法かを判断する方法はありますか?

2.不動産登記法第121条2の条文には「何人も、登記官に対し、手数料を納付して、
登記簿の附属書類(電磁的記録にあっては、記録された情報の内容を法務省令で定める方法により表示したもの)の閲覧を請求することができる。
ただし、前項の図面以外のものについては、請求人が利害関係を有する部分に限る。」
とあります。
私は利害関係人として、登記簿の附属書類(登記申請書や売買契約書など)を閲覧する事が可能ですか?

3.もし、この不動産売買契約が母の意向に沿うものでは無い(兄夫婦の独断で契約)としたら、兄夫婦を刑事・民事で訴える事はできますか?
(ちなみに1年半前、兄が父の成年後見審判を家庭裁判所に申し立てた事があります。 兄が父の後見人候補者だったので、私は反対しました。 その後兄は審判を取り下げました。)

大変面倒な質問ですが、よろしくお願い致します。
2012年11月18日 00時41分

みんなの回答

比護 望
比護 望 弁護士
不動産・建築に注力する弁護士
ありがとう
1.この不動産売買契約が合法か違法かを判断する方法はありますか?
⇒母(成年後見人を通じて)が当事者になって提起する持分移転登記抹消登記手続「訴訟」の判決で判断されることになると思います。

2.不動産登記法第121条2の条文には「何人も、登記官に対し、手数料を納付して、
登記簿の附属書類(電磁的記録にあっては、記録された情報の内容を法務省令で定める方法により表示したもの)の閲覧を請求することができる。
ただし、前項の図面以外のものについては、請求人が利害関係を有する部分に限る。」
とあります。
私は利害関係人として、登記簿の附属書類(登記申請書や売買契約書など)を閲覧する事が可能ですか?

⇒母の子であるというだけでは難しいかもしれません。
申請だけはされてみればよいと思います。

3.もし、この不動産売買契約が母の意向に沿うものでは無い(兄夫婦の独断で契約)としたら、兄夫婦を刑事・民事で訴える事はできますか?
(ちなみに1年半前、兄が父の成年後見審判を家庭裁判所に申し立てた事があります。 兄が父の後見人候補者だったので、私は反対しました。 その後兄は審判を取り下げました。)

⇒母(成年後見人を通じて)が当事者になって損害賠償請求をすることが考えられます。

2012年11月18日 07時29分

相談者
比護先生 回答を投稿していただきありがとうございます。

質問1と3から、成年後見審判を家庭裁判所に申し立てて、後見人が訴訟を起こさないと何にもできないという事が分かりました。
質問文にも書いていますが、現在母の居場所を兄夫婦が全く教えてくれないので、何も出来ない状態です。

兄夫婦に尋ねる以外で、母の居場所を合法的に知る方法はありますか?
介護保険の情報から居場所が分かるのではと思い、母の住所地の市役所の高齢者支援課に、母の介護保険の利用状況を問い合わせましたが、個人情報という事で情報提供を拒否されてしました。
親族でも本人(母)の承諾が無いと情報公開はできないそうです。
(情報が公開されるのであれば、市の公文書公開条例に基づき、情報公開請求をしようと考えましたが、非公開の可能性が極めて高いので、情報公開請求は諦めました。)

それと今、兄嫁が所有しているマンションの所有権が第三者に転売されると、母(後見人)が兄夫婦に対してマンションの持分に対する訴訟を起こす事ができなくなります。
兄嫁がマンションを転売できない(一時的でも)様にする手段はありますか?

ご面倒でも回答を頂ければ幸いです。

2012年11月20日 01時25分

比護 望
比護 望 弁護士
不動産・建築に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
兄夫婦に尋ねる以外で、母の居場所を合法的に知る方法はありますか?
介護保険の情報から居場所が分かるのではと思い、母の住所地の市役所の高齢者支援課に、母の介護保険の利用状況を問い合わせましたが、個人情報という事で情報提供を拒否されてしました。
親族でも本人(母)の承諾が無いと情報公開はできないそうです。
(情報が公開されるのであれば、市の公文書公開条例に基づき、情報公開請求をしようと考えましたが、非公開の可能性が極めて高いので、情報公開請求は諦めました。)

⇒住民票は実際の住所に異動されていないでしょうか。
高齢者支援課も通常、住民票の住所を基準にすると思います。
もしも、住民票が現住所でなくて、高齢者支援課が現住所を把握している場合には、弁護士法による弁護士照会という制度で高齢者支援課に照会する方法が考えられますが、弁護士への具体的な事件の委任が前提として必要になります。
なお、この照会によっても回答拒否をする場合もあります。
そうすると調査は難しいでしょう。


それと今、兄嫁が所有しているマンションの所有権が第三者に転売されると、母(後見人)が兄夫婦に対してマンションの持分に対する訴訟を起こす事ができなくなります。
兄嫁がマンションを転売できない(一時的でも)様にする手段はありますか?

⇒やはり、母親が当事者になりますが、母親による処分禁止の仮処分の申立が考えられます。

2012年11月20日 09時34分

相談者
比護先生 再度、ご回答いただきありがとうございました。
(返事が遅れてしまい申し訳ありません。)

まずは母の居場所の確認と健康状態の把握に努め、その上で成年後見審判とマンションの処分禁止の仮処分の申立が出来る様に努力してみます。

2012年11月23日 21時40分

この投稿は、2012年11月18日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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