大家です。賃貸契約手続き中の取消について、教えてください。

賃貸契約の取消について(当方、大家側です)、ご教示お願い致します。

転勤のため自宅マンションを賃貸することにしました。
遠方に転居後、不動産会社を通して入居者が決まり、電話・郵送・メールにて手続きが進みました。
不動産会社の事務所にて入居予定者に賃貸借契約書にご記入いただき、その後、不動産会社から当方に郵送にて契約書等の書類が到着し、サインをして返送することになっていました。
しかし、事情により急遽、該当マンションを売却することになり、書類が当方に到着する前の時点で不動産会社に連絡をしました。
入居予定者が現在借りている賃貸マンションの解約を既に通知されていたこと等、大変ご迷惑を掛けることについて謝罪し、ご理解を得て契約は取消となりました。
入居予定者は、幸い解約を通知していた現住居に引き続き住めることになりましたが、引越しの取消しに伴う引越し業者への費用などの請求に応じる心づもりはあります。
ところが今回、不動産会社から、入居予定者が納入済みの仲介手数料Aと、当方が支払うはずだった仲介手数料B(ともに賃料1か月分)を当方が負担するよう、請求がありました。
当方としては、契約書を受け取ることにはなっていたものの到着もサインもしていない時点であったため、契約締結が完了しているとは認識していませんでした。
入居予定者の現住居の解約通知の取消しや引越しの取消し等に関わる、本来かからない筈であった費用と、入居予定者と不動産会社との間の契約締結は完了しているものとは認識できますので仲介手数料Aについては、当方が負担すべきであると思います。
しかし、仲介手数料Bについては、いかがなものでしょうか。

1.入居希望者の詳細については不動産会社からの電話とメールの添付ファイルで確認し、メールで「手続きを進めることを了解しました」旨の返信をしている
2.入居予定者は賃貸借契約書の記入、敷金・礼金・仲介手数料の納入が完了している(敷金・礼金は不動産会社が預かっていたものを返却済み)
3.当方は賃貸借契約書の受け取り、記入、仲介手数料の納入をしていない

上記のケースで、契約締結は全て完了しているものとなり、不動産会社からの仲介手数料Bの請求について、支払う義務はあるでしょうか。
または、減額の交渉の対象となり得るものでしょうか。

よろしくお願い致します。


2016年07月11日 23時37分

みんなの回答

鎌田 智
鎌田 智 弁護士
不動産・建築に注力する弁護士
ありがとう
別の意見もあるかもしれませんが、賃貸借契約書の調印が完了しておらず賃貸借契約が成立しているとは言えないとしても、契約成立直前まで手続きが進行し、関係当事者全員が契約が成立するものと期待していたという事情にあると考えられますので、仲介手数料B相当額についても責任が認められる可能性はあると思います。

契約成立直前まで手続きが進行した場合は契約締結に向けた期待は保護されるべきという考え方があります。
仲介業者は、契約が成立すれば仲介手数料を請求できるので、この考え方は仲介業者にも当てはまると考えられるのではないかと思います。

2016年07月12日 01時11分

原田 和幸
原田 和幸 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都1 不動産・建築に注力する弁護士
ありがとう
契約締結は全て完了しているものとなり、不動産会社からの仲介手数料Bの請求について、支払う義務はあるでしょうか。

一つには契約が成立したと考える場合です。
その場合は、借主が同意のうえで契約を解消していますし、Bの仲介手数料を支払うなら借主ではないでしょうか。
もう一つには契約が成立していないと考える場合です。
その場合Bから仲介手数料分の不法行為に基づく損害賠償請求が考えられますが、借主になろうとした方の言動も関係してくると思いますし、契約するしないは相談者の自由だと思いますので、この構成も否定される可能性のほうが高いようには思われます。

2016年07月12日 01時54分

この投稿は、2016年07月11日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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