売却後の敷金請求は妥当でしょうか?

20年ほど前に業者A(上場企業)から1Rマンションを購入し、そのまま賃貸に出しました。その際に敷金2カ月分を預かっています。また10年ほど前に業者Aに1Rマンションを売却し、決済も完了しました。ところがつい先日(つまり10年後)、業者Aの関連会社と名乗る人から、「賃貸契約をしていた人が退去したため、当時の敷金を返却してほしい」と連絡がありました。

売却時の売買契約書を残していないので先方の言い分になりますが、売買契約書には敷金の扱いに関する記載がないとのことです。通常でしたら売買契約書に精算する旨や買主が引き継ぐなどの記載を行うものと認識していますが、当時の売買契約書には記載がないとのことです。

(売買契約書には敷金の扱いに関する記載がない前提ですが)こちらとしては特約等で記載がない限り、債権債務全てを含めた売買金額であり、支払い義務はないと考えているのですが、どちらの言い分が正当であると考えられるでしょうか?

客観的なコメントを何卒よろしくお願いいたします。
2016年03月15日 20時13分

みんなの回答

梅村 正和
梅村 正和 弁護士
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ありがとう
賃貸物を購入すれば賃貸人としての地位を承継します。したがって、敷金の返還義務も承継します。そのため、通常は売買の際に、売買代金から敷金分を差し引いた価格で売買したり、前の所有者が預かっている敷金を新しい所有者に移転させたりします。
その辺を売買の際ににきちんと定めていないということだと思われますが、何も決めてなければ、原則上は、敷金は他人(借主)のお金を預かっているだけなので、大家でなくなれば、新しい大家に渡すのが基本ということにはなるでしょう。あとは、売買のときの契約の解釈によってどうなるかといったところですが、諸事情を含めたケースバイケースのことなので何とも言いがたいところです。
もっとも、預かっている敷金の引渡債務の消滅時効(商人として商法の適用なら5年、通常の民法なら10年)を主張することができる可能性があります。

2016年03月16日 02時03分

原田 和幸
原田 和幸 弁護士
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ありがとう
債権債務全てを含めた売買金額であり、支払い義務はないと考えているのですが、どちらの言い分が正当であると考えられるでしょうか?

特に記載がないということですから、その売買契約で動いた金額は売買代金だけということになると思います(管理費、固都税、日割り家賃の精算等は細かいので省略します)。
売買に伴って賃貸人の地位は承継します。
そうすると、相談者は敷金を大家さんに渡さなければならないと思いますので、まだ渡していないなら渡すべきだと思います。
あと、10年ほど前とありますので、相手からの請求に対して消滅時効の援用は考えられるかもしれません。
なお、契約時、その後の具体的な状況によっても変わってくると思いますので、一般的な回答として理解してください。

2016年03月16日 03時54分

この投稿は、2016年03月15日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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