賃借人が9年前にいなくなった貸家(長屋)の残置物処分と一部建物取り壊し

父とその兄弟が所有する古い長屋が、広島県にあります。元々は、亡くなった祖母が他人に貸していましたが、その賃借人は長期にわたり家賃を納めず(少なくとも平成元年より前から)、9年前(2007年5月頃)に鍵を返すこともなく突然いなくなりました。貸していた長屋には、家財道具や家電製品が住んでいた時の状態で放置されています。先日、隣人から猫が長屋に出入りしているらしくうるさい等の苦情も出ています。いなくなった賃借人との賃貸借契約書もありません。所有物件は4軒長屋(木造瓦葺平屋)のうちの接道に近い方2軒で、土地面積42坪、建物面積21坪。
長屋は痛みがひどく所々床も抜け、現状住むには適さない状況にある他、所有者である父とその兄弟が高齢(92歳と87歳)であること、遠隔地のためなかなか現地に赴けず管理が困難なこと、隣人より猫などで苦情が出ていること、家の周りにタバコの吸い殻が捨てられていたことがあり火災の危険があること、台風等で家屋の一部が飛ばされ近隣に被害が生じる恐れがあること等様々な心配事があることから、当該物件を早期に売却したいと考えております。既に2年前から不動産業者に古家付き土地として近隣相場より格安の希望価格で売却仲介を依頼していますが、殆ど引き合いがありません。
ついては取り急ぎ、家財道具や家電製品を処分の上、家屋を取り壊し、上記心配事を少しでも減らしたいと考えております。
長屋取り壊しにあたっての不明点としては、長屋の一部の取り壊しが法的に可能か、他人所有の残り2軒には住人がおりその住人の承諾は法的に必須か。仮に住人の承諾が必須であり、その承諾が得られなかった場合に取り壊さないことによる火災等の危険増大をどうすればよいのかといったことです。
つきましては、いなくなった賃借人の残置物処分、建物取り壊しにあたり、その具体的な手続き及び留意点、並びに上記不明点などについてアドバイスを頂ければ幸いです。
因みにネットで調べてみたところ、賃貸借契約の解除、そのための裁判所への申し立て、明け渡しを求める裁判の提起、家財道具等の処分のための強制執行手続き等、相当程度の負担と時間がかかりそうなことが書いてありましたが、実際のところいかがでしょうか。
親の年齢や近隣への迷惑等も考えると、あまり時間もかけたくありません。
宜しくお願いします。
2016年09月22日 16時00分

みんなの回答

村上 誠
村上 誠 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 東京都3
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ありがとう
「賃貸借契約の解除、そのための裁判所への申し立て、明け渡しを求める裁判の提起、家財道具等の処分のための強制執行手続き等」の措置をとる余裕がない程に、建物を取壊す必要があるということであれば、緊急避難的に、家財道具等を運び出して、別途保管した上で、建物を取壊しても法的責任を問われない場合もあるのではないか、と思います。
なお、長屋の一部を取壊すことが可能かどうかは、それにより建物としての効用が失われないかどうかによると思いますし、取壊しに、現在居住している借家人の同意を要するかどうかは、借家人の居住にどの程度の影響を与えるかによるのではないかと思います(長屋の一部の取壊しが建物の効用を失わせず、現在居住している借家人の居住にもさして影響を及ぼさないのであれば、その借家人の同意を要さずに、取壊すことができると思います)。

2016年10月06日 08時30分

この投稿は、2016年09月22日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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