土地の取得時効について

公開日: 相談日:2015年03月19日
  • 1弁護士
  • 2回答

2年前に購入した不動産(宅地・中古住宅)について、境界標・壁が無く、隣家との境界が不明確な状態となっています。
最近になって法務局で測量図を取得し、図面を基に境界を確認したところ、隣家の住人が自分の土地と主張して置いている複数の置石(15~20cm)がある場所は、自分の土地である事が判明致しました。

上記状況について、3点質問がございます。

(1)移動できる小石を何個か並べているだけで、土地を占有している事になるのか。

(2)(1)が成立する場合、それを根拠として土地の取得時効が可能か。
可能な場合、10(20)年間、小石を置いていた事はどの様な立証であれば根拠となるか。

(3)自分の土地にある小石を土地所有者の権利を基に、隣家の許可なく移動をしても良いか。


具体的な根拠(法律等)を基に、ご教示頂けますと幸いです。
何卒、宜しくお願い致します。

332508さんの相談

回答タイムライン

  • 高島 秀行 弁護士

    注力分野
    不動産・建築
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    (1)移動できる小石を何個か並べているだけで、土地を占有している事になるのか。
      現地の状況を確認しないと何とも言えません。
      なる場合もあるかもしれませんし、ならないと言えるかもしれません。


    (2)(1)が成立する場合、それを根拠として土地の取得時効が可能か。
    可能な場合、10(20)年間、小石を置いていた事はどの様な立証であれば根拠となるか。

      (1)が成立する場合、
      10年、あるいは20年自分の土地の範囲だと思っていたということであれば
      時効取得の可能性があります。
      その立証は、いつどのような状況で、
      どのような根拠で自分の土地の範囲だと思ったかにもよります。
      例えば、自分の敷地に石を敷き詰めた領収書等も証拠となります。
      10年前、20年前の写真があれば証拠になります。
        
    (3)自分の土地にある小石を土地所有者の権利を基に、隣家の許可なく移動をしても良いか。
      もちろん、他人の土地に許可なく石を置いてはいけません。
      所有者から撤去しろと言われれば撤去しなければなりません。
      しかし、置いた方は、自分の土地だと思って石を置いて、
      置かれた他人が文句を言わずにいたから、
      時効が問題となっているのだと思います。
      時効取得が認められると、石を撤去する義務は無くなります。

      通常は、土地を買うときに売主は境界を明示すると契約書に記載するのが普通ですが、そうはしなかったということですね。
      石が以前から置かれていたのかいなかったのかは、あなたの売主に確認してみたらよいと思います。  

  • 相談者 332508さん

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    2点追加で記載させて頂きます。

    (1)石は、宅地と宅地の間にある管理されていない雑草が生えている土の上に、周辺で散乱している大小(20cm程度)の小石を横一列に1m程度並べている状況です。

    (2)購入した物件は売主が5年近く利用しておらず、2年前の売買時の現地確認の際に、石について認識したが、いつから置かれているか明確に分からないとの事でした。
    売買時には、現地での境界確認は行わず、不動産登記簿の情報のみで契約を進めました。

  • 高島 秀行 弁護士

    注力分野
    不動産・建築
    タッチして回答を見る

    (1)石は、宅地と宅地の間にある管理されていない雑草が生えている土の上に、周辺で散乱している大小(20cm程度)の小石を横一列に1m程度並べている状況です。
      現地を確認しないとわかりませんがそれが
      土地の境界を示すほどのものなのかということだと思います。
      ならない可能性は十分あると思います。

    (2)売主は7年前には利用していたのですから
      10年前から7年前に石が置かれていたかどうかはわかると思いますが。
       置かれていたとすれば、どうして文句を言わず放置しておいたのかということになります。子供のいたずらかと思ったという可能性もあるかもしれません。

この投稿は、2015年03月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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