旧借地法での貸主の権利について

事情がやや複雑なのですが知恵をお貸しください。


戦後まもなくの頃、母の祖父が貸していた土地に借主が住居(木造)を建てていました。現在は土地の所有者が母になっており、元々の土地の所有者である祖父、借主である住居の所有者はすでに亡くなっております。
この土地のあり方については話し合い、借主が亡くなったタイミングで家を明け渡してもらうよう約束しておりました。この話し合いには家の所有者はじめその親戚何名かも同席していました。ただ残念なのが、口約束だったことです。
その後、いつのまにか借主が亡くなっており、地代の支払い者が借主の娘の夫に変わっていることに気づきました(地代は振り込みです)。
しかし、現在も家は相続されておらず、所有者は亡くなった方そのままの名義になっています。

そんな折、突然自宅電話がかかってきて「家を建て替えさせて欲しい」と告げられました。
この件に関しては断固拒否しました。

今現在の状況としては、以下の通りです。
・住居の所有者は亡くなった方のままである
・住居は現在第三者に賃貸されており、地代以上の収入を得ているよう
・元々の住居の所有者が亡くなったことに気づいた際、退去してくれるよう伝えなかった
・当方は現在賃貸アパートに住んでおり、経済的に余裕のある状態ではない
・地代は相場よりも低い額(評価額1000万程度で、地代は10000円)となっており、また当方の振込口座が銀行の支店統合により消失してしまったため現在の振込みは途絶えている(ここ2年間ほど)
・戦後の混乱もあり、賃貸契約に関する記憶が定かではない(契約書があるかどうかもわからない)
・旧借地法が適用されるため、借主に有利だと想定される

こちらとしてはこの土地を有効利用したいと考えており、できれば出て行って欲しい、または新たに契約満了後には土地を明け渡してもらえるような契約を入れなおしたいと考えています。
しかし、旧借地法が適用されるということで相手方も地上権を理由にかなり権利を主張してきており、こちらとしてまったく知識がなくどういった対応をすればいいのか困り果てている状況です。

現在の状況で、こちらとしてはどういったアクションを取ることがベストでしょうか。
2008年04月09日 15時24分

みんなの回答

林 豊
林 豊 弁護士
ありがとう
ご質問の内容が正確には、把握しがたいです。基本的なことをお話ししましょう。賃貸人としての地位(一般的には土地を相続したお母さんということになります。)はお母さんが相続したことになるでしょうから現在の賃貸人はお母さんということになるでしょう。他方、賃借人としての地位(借地権)は、相続人によって相続されたことになりますので、娘さんが賃借人ということになります。この娘さんも死亡したのですか。そうであるとしましたならば、この借地権はこれを相続した者が現在の借地権者ということになります。口頭約束は、いった言わないの水かけ論になってしまいますので、裁判で認めてもらうことは実際困難でしょう。賃貸人が賃貸土地を明け渡してもろうためには正当事由を必要とします。正当事由があるかないかは個別的に判断されることになります。貴方のケ―スの場合には、正当事由があると思いますよ。それよりも、賃料不払いを理由に解約したほうが簡明のようですね。建物の所有権を問題にしていますが、本件の場合には、どれほどの意味をもつのか、ご質問の内容だけでは判断できません。一般的にはさほど問題とするほどのことではないと思いますよ。

2011年03月13日 18時07分

この投稿は、2008年04月09日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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