所有権の主張について

公開日: 相談日:2014年02月12日
  • 3弁護士
  • 3回答

倒産した工場の建物を購入しました。その建物には、会社の社長が住んでいました。退去するとき、残置物は私が処分しても構わないということで合意書を交わしています。しかし、個人所有物の処分か会社の機器の処分までかの明確な表現はありません。
会社の機器はリースアップ品で引取不要品だったことは確認していましたので、残った機器は私が処分するつもりでした。

一方、社長が退去したあと、機器を買い受けたから引き渡せと通告してきた会社が現れました。退去前に社長が販売交渉していたようです。その会社は、先に述べた合意書の内容では、会社が残置した機器の所有権は私にないので、法的にも買い受けた我々にあると言っています。

会社の営業中であればともかく、倒産し社長も出て行ったあとの残置物で、買受の証拠も私に示さないのに所有権を主張できるのでしょうか?

合意書の文面に会社の機器の処分を明記していない場合でも、合意書に社長の記名押印があるのだから、機器の所有権が私にあると主張できませんか?





232594さんの相談

回答タイムライン

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    合意の内容によると思いますが、原則、会社と個人は別個の法主体です。
    そのため、社長が、会社の代表取締役ではなく、個人として記名押印しているのであれば、会社の所有物も含めて所有権を放棄したと主張することは難しいように思います。

    ただし、合意書の記載から、会社の所有物も含めて所有権を放棄したということが明らかであれば、所有権を対抗できる場面もあるかもしれません。


  • 本橋 一樹 弁護士

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    もともとの機器の所有者が誰であったか(法人か個人か)がわかりません。
    しかし、もそそも、その機器には換化価値はあるのでしょうか。通常では、処分に莫大な費用がかかるのであり(そうでなければ、必ず、倒産前に売却して現金化しています)、残置物を引き渡せと言ってくれる相手(ただで引き取ってくれ相手)がいるならば、ラッキーと考えるのが弁護士の感覚です。
    ちなみに、相手が所有権を主張すること自体は自由です。
    もっとも、所有権を主張された以上、当方が残置物を自由に処分することについてはリスクがあるので(後々、損害賠償請求などされる可能性があります)、訴訟を起こしてもらって所有権を確定してもらうことが大切です。

  • 原田 和幸 弁護士

    注力分野
    不動産・建築
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    買受の証拠も私に示さないのに所有権を主張できるのでしょうか?

    何か根拠を示してもらったほうがいいと思います。
    相談者が納得できれば渡せばいいでしょうし,納得いかなければ拒否されるのも一つだと思います。

    合意書に社長の記名押印があるのだから、機器の所有権が私にあると主張できませんか?

    合意書の内容にもよりますのでなんともいえませんが,相談者としては建物を譲渡され,動産についても自分が処分できることを理由に相手にその所有権を主張されていくことになろうかと思います。
    相手も納得いかなければ法的措置を検討するのだろうと思います。

この投稿は、2014年02月時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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