礼拝所不敬罪とはどのような罪か|罪が成立する要件と刑罰の内容

神社や寺などで、落書きをしたり墓石を倒したりすると、「礼拝所不敬罪」にあたる場合があります。

  • 礼拝所不敬罪とは
  • 礼拝所不敬罪が成立する要件
  • 刑罰の重さ

この記事では、これらのポイントについて、詳しく解説します。

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目次

  1. 「礼拝所不敬罪」とは
  2. 礼拝所不敬罪が成立する要件
    1. 「神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所」とは
    2. 「公然と」
    3. 「不敬な行為」とは
  3. 礼拝所不敬罪の刑罰

「礼拝所不敬罪」とは

神社や寺などで、落書きをしたり墓石を倒したりすると、「礼拝所不敬罪」にあたる場合があります。

礼拝所不敬罪が成立する要件

礼拝所不敬罪が成立する要件は、「神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所」に対して、「公然と不敬な行為」をすることです。

「神祠、仏堂、墓所その他の礼拝所」とは

「神祠(しんし)」とは、神社など、神道により神を祀る場所のことです。神社の事務所などにあたる社務所は、神祠にあたりません。 「仏堂」は、仏教による寺院などです。お寺の事務所などにあたる寺務所や、住職や家族が住む庫裡(くり)は、仏堂にあたりません。 「墓所」は、死体や遺骨、遺品などを埋葬・安置しておく場所です。安置してある場所であれば、墓碑・墓標などがなくても墓所にあたります。 「その他の礼拝所」は、神祠や仏堂、墓所以外の宗教的な施設です。

「公然と」

「公然」とは、不特定・多数の人が認識できる状態のことです。

「不敬な行為」とは

「不敬な行為」とは、神聖や尊厳を害するような行為のことです。 侮辱的な発言や、汚物を投げつける行為、落書き、仏堂への土足での立入りなどがあたります。 過去の裁判では、次のような行為について、不敬な行為にあたると認められました。

  • 墓所に放尿するような格好をした(実際には放尿していない)
  • 酔っ払って墓地に入り、次々と墓碑を転倒させた

礼拝所不敬罪の刑罰

礼拝所不敬罪の刑罰は、6か月以下の懲役・禁錮か10万円以下の罰金です。

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