封印等破棄罪とは|罪が成立する要件と刑罰の内容

破産するなどして裁判所から差し押さえられたモノや土地には、シールや立て札などで差し押さえられていることの目印をつけたり、使えないように封印がされたりすることがあります。 こうした目印や封印を壊したり破いたりすると「封印等破棄罪」という罪にあたります。

  • 封印等破棄罪とは
  • 封印等破棄罪が成立する要件
  • 刑罰の重さ

この記事では、これらのポイントについて、詳しく解説します。

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目次

  1. 「封印等破棄罪」とは
  2. 封印等破棄罪が成立する要件
    1. 「公務員が施した封印・差押えの表示」とは
    2. 「損壊する」とは
    3. 「封印や差押えの表示に関する命令・処分を無効にする」とは
  3. 封印等破棄罪の刑罰

「封印等破棄罪」とは

破産するなどして裁判所から差し押さえられたモノや土地には、シールや立て札などで差し押さえられていることの目印をつけたり、使えないように封印がされたりすることがあります。 こうした目印や封印を壊したり破いたりすると「封印等破棄罪」という罪にあたります。目印を無視して差し押さえられた物を使用したような場合にも、処罰されます。

封印等破棄罪が成立する要件

封印等破棄罪が成立する要件は、「公務員が施した封印・差押えの表示」を「損壊する」、または「封印や差押えの表示に関する命令・処分を無効にする」ことです。

「公務員が施した封印・差押えの表示」とは

「公務員が施した封印・差押えの表示」とは、裁判所が破産した人の財産を差し押さえるなど、公務員が業務で差押えをしたときに、差し押さえた物に付ける目印や、使えように封印をしておくことです。 差し押さえた物に貼り付けるシールや書類、立札などがあたります。

「損壊する」とは

「損壊する」とは、公務員が施した封印や差押えの表示を壊したり、破いたり、動かしたりすことなどです。

「封印や差押えの表示に関する命令・処分を無効にする」とは

「封印や差押えの表示に関する命令・処分を無効にする」とは、封印や差押えの表示がされた物を壊したり捨てたりすることや、物を移動させたり変更を加えたりすることなどです。 裁判で認められた例として、次のような事例があります。

  • 封印された桶の中から、桶に入っていた密造酒を流出させた
  • 執行官が占有し、立ち入り禁止の表示をした土地に入って耕作した
  • 仮処分により執行官が占有した建物を他人に賃貸して占有させた

封印等破棄罪の刑罰

封印等破棄罪の刑罰は、3年以下の懲役か、250万円以下の罰金、またはその両方です。

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