強制性交等致死傷罪はどのような犯罪かl罪が成立する要件と刑罰の内容

むりやり性行為をするなどした結果、被害者にケガを負わせたり死亡させたりすると、強制性交等致死傷罪という犯罪が成立します。 この記事では、強制性交等致死傷罪がどのような犯罪なのか解説します。

目次

  1. 強制性交等致死傷罪とは
  2. ケガや死亡結果の範囲
  3. 強制性交等致死傷罪の刑罰

強制性交等致死傷罪とは

強制性交等致死傷罪は、次の場合に成立します。

  • 暴行や脅しによって性行為をした結果、相手にケガをさせたり、死亡させたりした場合(強制性交等)
  • 泥酔しているなど、相手が抵抗ができないような状態を利用して性行為をした結果、相手にケガをさせたり、死亡させたりした場合(準強制性交等)
  • 18歳未満の人に対して、その親などが、保護者としての立場を利用して、性行為をした結果、相手にケガをさせたり、死亡させたりした場合(監護者強制性交等)

性行為には、男性器を女性器に挿入する(される)一般的な性行為のほか、肛門性交・口腔性交も含まれます。

性行為をしようとしたけれど、相手が抵抗するなどして行為に至らなかった場合でも、相手がケガをしたり死亡したりした場合には、強制性交等致死傷罪が成立します。

13歳未満の人に対しては、暴行や脅迫によらなくても、相手が同意していたとしても、性行為をした結果、相手にケガをさせたり、死亡させたりした場合は、強制性交等致死傷罪が成立します。

ケガや死亡結果の範囲

ケガや死亡の結果は、性交等から生じたもの、性行為をする目的で行われた暴行・脅迫から生じたものだけに限られません。 たとえば、無理やり性行為をしたあとに、被害者から後頭部を強打されるなどの抵抗を受けた被告人が、その場から逃走するために被害者に膝蹴りなどをしてケガをさせたケースで、強姦致傷罪(現在の強制性交等致傷罪)の成立を認めた裁判例があります。 また、被害者が無理やり性行為をされた後にその場から逃れ、夜道を走って助けを求めたときに転んでケガをしたケースで、強姦致傷罪(現在の強制性交等致傷罪)の成立を認めた裁判例もあります。

強制性交等致死傷罪の刑罰

強制性交等致死傷罪の刑罰は、無期または6年以上の懲役です。

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