強盗強制性交等罪(旧強盗強姦罪)はどのような犯罪かl罪が成立する要件と刑罰の内容

強盗罪や強制性交罪(旧強姦罪)は、それぞれ単独でも刑罰が重い重大な犯罪ですが、同じ機会に行われると、より罪の重い犯罪になります。 強盗強制性交等罪といいます。強盗の犯人が、強盗の被害者に対して無理やり性行為をしたり、反対に、無理やり性行為をした後に、強盗したような場合です。 この記事では、強盗強制性交等罪がどのような犯罪なのか解説します。

目次

  1. 強盗強制性交等罪とは
  2. 強盗強制性交等罪が成立する要件
    1. 被害者を死亡させた場合
  3. 強盗・強制性交等罪の刑罰

強盗強制性交等罪とは

強盗罪と強制性交等罪という2つの犯罪を同じ機会に行なった場合に成立する犯罪です。 2017年改正前の強盗強姦罪では、「強盗→強姦」という場合のみ、強盗強姦罪が成立しましたが、改正後は、「強盗→強制性交等」「強制性交等→強盗」のどちらの順番でも成立することになりました。

旧強姦罪では、対象となる行為は、男性器を女性器に挿入する(される)性行為だけを意味していましたが、強制性交等剤では、肛門性交や口腔性交も含まれます。また、女性だけが被害者と考えられていましたが、男性も被害者に含まれるようになりました。

強盗強制性交等罪が成立する要件

強盗強制性交等罪は、強盗罪と強制性交等罪が同じ機会に行われたときに成立します。 強盗強制性交等罪は、強盗と強制性交、どちらかが未遂でも、あるいは、どちらも未遂でも成立します。 つまり、暴行したり脅したりしたけれど、財産を奪えず、性行為に至らなかったようなケースでも、強盗強制性交等罪が成立する可能性があります。 ただし、どちらも未遂だった場合や自分の意思で途中で犯罪を中止した場合は、罪が軽くなる可能性があります(相手がケガをしたり、死亡していない場合に限ります)。

被害者を死亡させた場合

強盗か、強制性交等のいずれかの行為で相手を死亡させた場合、強盗・強制性交等致死罪が成立し、強盗・強制性交等罪よりも重く罰せられます。

強盗・強制性交等罪の刑罰

強盗・強制性交等罪の刑罰は、無期または7年以上の懲役です。強盗か、強制性交等のいずれかの行為で相手を死亡させた場合の刑罰は、死刑または無期懲役です。 強盗罪、強制性交等罪それぞれについては次の記事で解説しています。

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