遺棄罪はどのような罪か|罪が成立する要件と刑罰の重さ

高齢者や子ども、身体に障がいがある人などの保護を必要とする人を、山に連れて行って置き去りにすると「遺棄罪」にあたる可能性があります。

  • 遺棄罪とは
  • 遺棄罪が成立する要件
  • 刑罰の重さ

この記事では、これらのポイントについて詳しく解説します。

目次

  1. 「遺棄罪」とは
  2. 遺棄罪が成立する要件
    1. 「扶助が必要な人」とは
    2. 「遺棄」とは
  3. 遺棄罪の刑罰

「遺棄罪」とは

高齢者や子ども、身体に障がいがある人などの保護を必要とする人を、山に連れて行って置き去りにする「遺棄罪」にあたる可能性があります。

親が子を置き去りにした場合など、加害者に被害者を保護する責任がある場合には「遺棄罪」ではなく「保護責任者遺棄罪」にあたります。保護責任者遺棄罪については、この記事の下にある関連記事から確認できます。

遺棄罪が成立する要件

遺棄罪が成立する要件は、「扶助が必要な人」「遺棄」することです。

「扶助が必要な人」とは

「扶助が必要な人」とは、以下に挙げられる人のうち、他人の手助けがなければ、日常生活を送るための動作ができない人のことです。

  • 高齢者
  • 子ども
  • 身体に障がいがある人
  • 病気の人

「遺棄」とは

「遺棄」とは、家や病室から連れ出して山に置き去りにするなど、安全な場所から危険な場所に、被害者を移動させることです。 被害者を移動させずに、元の場所に放置(置き去り)するような行為は、遺棄罪にはあたりません。

「保護責任者遺棄罪」の場合には、被害者が元の場所に放置した場合でも成立します。

遺棄罪の刑罰

遺棄罪の刑罰は、1年以下の懲役です。 遺棄により、被害者に傷害を負わせたり、死亡させたりした場合は、刑罰が重くなります。 被害者に傷害を負わせた場合の刑罰は、15年以下の懲役です。 死亡させた場合の刑罰は、3年以上の懲役です。

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