業務上横領罪とはどのような犯罪か|罪が成立する要件と刑罰の内容

会社の経理担当者が会社のお金を自分の物にするなど、業務として管理している物を自分の物にすると「業務上横領罪」にあたります。

  • 業務上横領罪とは
  • 業務上横領罪が成立する要件
  • 刑罰の重さ

この記事では、これらのポイントについて、詳しく解説しています。

目次

  1. 業務上横領罪とは
  2. 犯罪が成立する要件
    1. 「業務として自分が占有している」とは
    2. 「他人の物」とは
    3. 「横領」とは
  3. 業務上横領罪の刑罰

業務上横領罪とは

業務として管理している他人の物を、勝手に自分の物にした場合、「業務上横領罪」にあたります。 たとえば、会社の経理担当者が、会社のお金を自分の物にしたような場合です。

犯罪が成立する要件

業務上横領罪が成立する要件は、「業務として自分が占有している」「他人の物」を、「横領」することです。

「業務として自分が占有している」とは

「業務として自分が占有している」とは、他人から依頼されて、他人の物を反復・継続して管理することを意味します。 物の管理が職業ではない場合や、無償の場合も含まれます。

業務ではない(反復・継続して行っていない)場合は、「(単純)横領罪」にあたります。業務上横領罪より刑罰は軽くなります(5年以下の懲役)

他人から依頼されないで占有している物を自分の物にした場合には「遺失物横領罪」にあたります。

他人が占有している物を自分の物にした場合は「窃盗罪」にあたります。

「他人の物」とは

「他人の物」とは、他人が所有する物という意味です。ここでいう「他人」には個人だけでなく、会社などの団体(法人)も含まれます。 自分が他人と共有している物を、勝手に自分だけの物にしたような場合も、業務上横領罪にあたります。

「横領」とは

「横領」とは、他人から預かっている物を、処分する権限がないにもかかわらず、その物の所有者でなければできないような処分をすることです。 たとえば、他人から預かっている物に対して、次のような行為をすることが横領にあたります。

  • 売却
  • 贈与
  • 交換
  • 質入
  • 抵当権の設定

業務上横領罪の刑罰

業務上横領罪の刑罰は、10年以下の懲役です。

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