強盗罪とはどのような犯罪か|罪が成立する要件と刑罰の内容

殴ったり脅したりして被害者のモノを無理やり奪うことは、「強盗罪」という罪にあたります。

  • 強盗罪が成立する要件
  • 被害者がケガや死亡した場合
  • 強盗罪の刑罰

この記事では、これらのポイントについて詳しく解説します。

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目次

  1. 強盗罪が成立する要件
    1. 暴行・脅迫の程度
    2. 「窃盗罪」「恐喝罪」との違い
  2. 被害者がケガをした・死亡した場合
  3. 強盗罪の刑罰

強盗罪が成立する要件

強盗罪が成立する要件は、「暴行や脅迫」により「人の財物を奪う」ことです。 具体的には、被害者を殴ったり(暴行)、ナイフを突き付けて被害者を脅したりして(脅迫)お金などを奪うと、強盗罪が成立します。

暴行・脅迫の程度

強盗罪の暴行・脅迫は、被害者の反抗を抑圧する程度である必要があります。 反抗を抑圧する程度とは、簡単にいえば、被害者が抵抗できない状態にする程度の暴行・脅迫が必要ということです。 被害者の反抗を抑圧する程度の暴行・脅迫かどうかは、加害者と被害者の年齢差、体格差、犯行時刻・場所、周囲の状況など、様々な事情考慮して判断されます。

「窃盗罪」「恐喝罪」との違い

人から財産を奪う罪には、強盗罪のほかに、「窃盗罪」「恐喝罪」があります。 窃盗罪は、暴行や脅迫をしないで、財産を盗む犯罪です。 恐喝罪は、暴行や脅迫により、財産を脅し取る犯罪です。 強盗罪と恐喝罪の違いは、暴行・脅迫の程度が、「被害者の反抗を抑圧する程度」かどうかで決まります。

被害者がケガをした・死亡した場合

犯人が強盗するときに、被害者をケガさせた場合は「強盗致傷罪」(ケガをさせることに故意がある場合には「強盗傷人罪」)が成立します。 被害者を死なせた場合は「強盗致死罪」(死なせることに故意がある場合には「強盗殺人罪」)が成立します。 強盗致傷罪や強盗致死罪は、被害者をケガさせたり、死亡させたりする故意がなくても、結果的に被害者がケガや死亡すれば成立します。 たとえば、脅すだけのつもりでナイフを突きつけたケースで、抵抗した被害者にナイフが刺さってしまい、ケガをさせたり、死なせたりした場合には、強盗致傷罪か強盗致死罪が成立します。

強盗罪の刑罰

強盗罪で有罪になった場合、5年以上の有期懲役の刑が科せられます。 被害者がケガをした場合は、無期懲役か6年以上の懲役です。 被害者が死亡した場合は、死刑か無期懲役の刑が科せられます。 これらの罪は、未遂の場合でも処罰されます。

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