強制わいせつ

弁護士監修記事 2016年05月26日

強制わいせつや準強制わいせつとはどのような犯罪か?成立する条件や事例

強制わいせつ罪に該当する場合は様々ですが、ここではいかなる条件に当たる場合に強制わいせつ罪となるのかについてご説明いたします。

目次

  1. 強制わいせつとは
    1. どこからがわいせつ行為か
    2. 同意の有無と勘違い
    3. 準強制わいせつとは
  2. 痴漢行為との違い

強制わいせつとは

強制わいせつとは、男女問わず、相手の同意のないまま、わいせつな行為をすることを言いますが、刑法では次のいずれかに当てはまる場合を強制わいせつ罪と定めています。

  • 13歳以上の男女に対し、暴行または脅迫を用いてわいせつな行為をした
  • 13歳未満の男女に対し、わいせつな行為をした

このように強制わいせつ罪が成立するかは、年齢・同意の有無・行為のわいせつ性の3点がポイントとなります。相手が13歳未満だと合意の有無に関係なく強制わいせつ罪となるのは、13歳未満では「わいせつ」の意味を正しく理解できず、そもそも同意する能力がないと判断されるためです。

どこからがわいせつ行為か

強制わいせつにおけるわいせつ行為とは、普通の人であれば嫌がるような行為全般を指します。たとえば、相手が嫌がっているのにもかかわらず、服を脱がせたり、キスをしたり、身体に触る行為は、全てわいせつ行為に当たります。 強制わいせつ事件としては、キスをする、抱きつき、胸を揉む、陰部を触る、といった行為が多くなっています。

同意の有無と勘違い

強制わいせつ罪は、文字通りわいせつ行為を「強制」することが必要です。刑法では「暴行または脅迫を用いて」とありますが、ここでいう「暴行」とは幅広い意味を持ち、同意がなければほぼ当てはまると考えてよいでしょう。 もっとも、転んだ拍子に身体に触れてしまったような場合には、同意はありませんが強制わいせつ罪とはなりません。加害者が意図的にわいせつ行為を働いていることが重要です。 強制わいせつ事件では、同意があったと勘違いしてわいせつ行為をしてしまった、という事件が多くあります。勘違いであっても強制わいせつ罪は成立します。しかし、加害者が勘違いしてしまってもおかしくない状況だったと証明できれば、罪に問われない場合もあります。 なお、相手が13歳未満であったのに、13歳以上と勘違いして行為に及んだ場合には、勘違いしてもおかしくなかった状況を証明できれば、同意の有無について争う余地が生まれます。

準強制わいせつとは

準強制わいせつとは、相手が酔っている場合や知的障害を抱えている場合など、正常な判断ができず、抵抗できない状況に乗じてわいせつ行為に及ぶことを言います。アルコールや薬物、睡眠薬等を用いて行われる場合が多く見られます。 準強制わいせつというと、強制わいせつよりも軽微な犯罪に感じられるかもしれませんが、科される刑罰は強制わいせつと変わらず、6か月以上10年以下の懲役です。

痴漢行為との違い

強制わいせつ罪に該当する場合であっても軽微な場合は実務上、強制わいせつ罪ではなく、迷惑行為防止条例違反となる場合もあります。例えば、電車や路上等の公の場で、服や下着の上から瞬間的に触った場合などは、迷惑防止条例違反として処罰をけることになる可能性があります。 迷惑行為防止条例違反の場合は、6か月以内の懲役又は50万円以下の罰金の刑罰となることがほとんどです。 痴漢被害や冤罪による逮捕への対処法

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