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犯罪・刑事事件

未必の故意

読み方:みひつのこい

未必の故意とは、罪を犯す意志たる故意の一態様であり、犯罪の実現自体は不確実ではあるものの、自ら企図した犯罪が実現されるかもしれないことを認識しながら、それを認容している場合を意味する。故意は、刑法において「犯罪を犯す意志」(刑法38条1項)をいい、過失犯として法律に特別に規定のある場合を除き、犯罪の成立に必要とされる。

故意の具体的内容は、犯罪の客観的な構成要件を認識・認容されていることをいうとされる。未必の故意は、犯罪の実現自体は不確実という認識を犯罪行為者が有しているものの、実現される可能性を認識しながら、それを認容している点で「罪を犯す意志」として十分であるとされている。これと異なり、犯罪の認識はあるが、認容を欠く場合には過失(認識ある過失)となり、故意は認められないことになる。

未必の故意の具体例としては、人を包丁で刺す際に、この行為により相手が死ぬかもしれないが死んでも構わないと思っていた場合があげられる。

<未必の故意に関連する事件>
ボンネットに捕まっていた人を振り落すためにに蛇行運転した行為に殺人未遂罪の未必の故意を認め、第一審の暴行罪を破棄した事例(東京高判昭和41年4月18日)

<未必の故意に関連用語>
故意、過失、認識ある過失、業務上過失

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