「検察官一体の原則」について

はじめに…
司法に関しては多くのことが
形骸化しているのはわかっているのですが
例えば
「疑わしきは被告人の利益に」
などは言葉だけは残っていますが
実際には全く機能していませんよね。

これと似たようなことを感じたので
良かったら教えてください。

--------------------------
元検察官だった国選弁護人が
今回、起訴猶予にならなかったことをとても不思議がるので

起訴してきた検察官(副検事)が
「検察庁は独人官庁だから
主任官の私の意見が強く反映される。
私の責任で起訴します。」
と取調べの時に断言していたから
その検察官個人の考えだけで起訴したようです、
違う検察官が担当になってさえいれば
あなた(元検察官の国選弁護人)と同じ考えで
きっと起訴猶予にしたと思う

と説明したら
「検察官個人の意見だけで起訴できるなんて言われたの?
検察官一体の原則、というものがあって…」
と教えられました。

「検察官一体の原則」…と言ったって
普通は公判にせず起訴猶予となるような罪でも
結局、その検察官個人の感情(こいつむかつく)だけで
起訴しようと思えば実際に起訴できているわけで
「検察官一体の原則」
なんてもっともらしい言葉が
機能もせず??
言葉だけ残っているのはどうも腑に落ちない。

「検察官一体の原則」
今回、初めて聞いた言葉だったのですが
実際にこの言葉は現場で今も機能しているのでしょうか。
さーどあいさん
2011年08月04日 09時59分

みんなの回答

萩原 猛
萩原 猛 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 埼玉県5 犯罪・刑事事件に注力する弁護士
ありがとう
「疑わしきは被告人の利益に」の原則が全く機能していない、ということはないと思います。下記の二つの最高裁判例を読んでみて下さい。

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20090605104457.pdf

http://www.courts.go.jp/hanrei/pdf/20110725145853.pdf

2011年08月04日 10時12分

弁護士A
ありがとう
toraouさんへ、回答致します。
検察一体の原則は、一応機能している、というのが私の意見です。
検察内では、担当検事の独断で起訴できるのではなく、必ず上司の決裁が必要で、それにより庁内の運用を統一するよう機能します。
ただし、事件の内容はそれぞれ異なります。ですので、類似の事件でも起訴される場合とそうではない場合があり、担当検事にある程度の裁量が事実上認められる面があります。まがりなりにも決裁が得られたというのは、上司が許容できる範囲内だったのではないでしょうか。

2011年08月04日 10時25分

さーどあい さん (質問者)
かの有名な
「高知白バイ衝突死事故」
を見ると
「疑わしきは被告人の利益に」
どころか、疑わしいことだらけの中で
警察・検察・裁判所がグルになって
被告人を強引に有罪にしたようにしか思えませんでした。
(被告人は1年4ヶ月も牢屋に入れられ、出所し、現在再審請求中)

「疑わしきは被告人の利益に」という「原則」がある…
というくせに
時に機能したり、時に機能してなかったり、なんですよね。

それはそれとして…
「検察官一体の原則」についてはどうでしょうか。
これもやはり「原則」というわりに
そうだったり、そうでなかったり、ですか。

検察庁内部のことなので、検察官に聞くべきことなのですが
元検察官の弁護士様もいらっしゃると思いましたので。

2011年08月04日 10時28分

萩原 猛
萩原 猛 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 埼玉県5 犯罪・刑事事件に注力する弁護士
ありがとう
私の意見は、今の検察庁は、「検察官同一体の原則」に基づく上命下服の関係が強すぎるのではないか、と思っています。もちろん、この原則からくる事務引取の権・事務移転の権に基づき、事務の途中で検察官が交代しても、同一の検察官が行ったと同じ効果が発生し、検察官が公判の途中で交代しても、訴訟手続の更新の必要性がない(裁判官と違う)、といった点は純粋に手続き上の問題であり、あまり問題はないでしょう。検察官の上命下服の頂点には法務大臣がおり、歴史的には「指揮権発動」が問題になったりします。大阪地検特捜部の問題なども、「検察官同一体の原則」がもたらした悪弊ではないでしょうか?検察官は「独任制の官庁」として、1人1人が、法曹としての倫理と良心に基づき、責任を持って、国民から負託された検察権を行使すべきです。上司の圧力に屈することなく、検察官としての正義を実現すべきです。

2011年08月04日 11時51分

さーどあい さん (質問者)
> 検察内では、担当検事の独断で起訴できるのではなく、
> 必ず上司の決裁が必要で、それにより
> 庁内の運用を統一するよう機能します。
> ただし、事件の内容はそれぞれ異なります。
> ですので、類似の事件でも起訴される場合と
> そうではない場合があり、担当検事にある程度の裁量が
> 事実上認められる面があります。
> まがりなりにも決裁が得られたというのは、
> 上司が許容できる範囲内だったのではないでしょうか。

表向きはそうなのでしょうが
今回はとてもそうは思えないケースでした。
田舎のほうだと検察官の個人的感情で
どんな些細なことでも起訴は可能、といのが
実態なんじゃないですかね。

2000年〜2009年の過去10年間の統計データ
(略式裁判拒否→公判請求された件数)
を見ても今回の私と同じ法律違反では
99%以上が不起訴となっています。

このデータを見た時に
「起訴された1%以下は相当に悪質(常習犯等)だったのだろう」
「法律は紙に書かれたただの文字だが検察官は人間なのだし
事情を話せばわかってもらえるだろう」
と私は考えました。

しかし実際はそうではなく
違反の悪質さ、内容等は無関係で
担当になった検察官に一般的な常識があるかどうか、
ということだったようです。

99%以上の一般的な常識のある検察官は
情状を聞いて理解し、許し、不起訴としています。

「違反は違反」という理屈だけで話を聞かず
起訴してしまう検察官が極稀(1%以下)に存在する
というのが真実、というのが私の考えです。

上司の決裁が必要、といいますが
上司はちゃんと内容を見ていないと思いますよ。
見ていたらまず公判請求させないような内容です。

2011年08月15日 10時45分

この投稿は、2011年08月04日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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