車に傷を付けられた場合の刑事告訴について

はじめまして。
先日マンションの駐車場で車に傷をつけられました。幸い、防犯カメラにばっちりその現場が写っており、マンション住人の特定も出来、現在警察が対応中です(まだ身柄は拘束していませんし、犯人も自分が断定されているとは思っていないです)。
こちらとしてはきちんとした刑事罰を与えて欲しいと思っているのですが、警察からは
「こういう軽微な犯罪は、通常傷を弁償して終わりですよ。刑事告訴するのならば、弁償してはもらえないということになっても良いんですか?
弁護士?私が犯人だったら弁護士費用がかかるだけだから雇いませんね」
と言われています。つまり、警察で罪を認めさせた後は、当事者同士で話し合って弁償してもらってください、ということです。

どうにも納得できません。
このような場合、刑事告訴という道を選んでも、軽微・初犯で不起訴ということになるだけでしょうか?
不起訴になってしまったら、彼は弁償もしなくても良いし、罰金も無いなんてことになるのでしょうか?

私の希望としては、刑事告訴して、彼に弁護士を立てざるを得ない状況に追い込んで、
そして弁償&慰謝料(示談金)というように持っていきたいのです。
刑事告訴された場合、彼は弁護士を立てなければならなくなるでしょうか?出来れば向こうの弁護士を通じた交渉にしたいと願っています。

このようなケースで刑事告訴した場合の、考えられる経緯のメリット・デメリットをご教示いただけませんでしょうか?

(最悪の場合、保険に傷が付いてしまいますが、保険適用にて対応してでも毅然とやるべきか、とも考えています)

よろしくお願いいたします。
2012年09月24日 09時00分

みんなの回答

松島 達弥
松島 達弥 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 京都府4
ありがとう
 まず、大前提なのですが、傷をつけた行為は故意ですか?
 それとも、加害者の運転ミスですか?

2012年09月24日 09時35分

相談者
ご質問ありがとうございます。
完全に悪意を持った故意によるものです。
40センチほどの鋭い傷が付いてしまいました。

2012年09月24日 09時49分

夏目 邦彦
夏目 邦彦 弁護士
ありがとう
考えられるメリットについては、弁護士をつければ正しいアドバイスが受けられ、あなたがやりたいと思っていることは実現する可能性が高い点だと思われます。
そして、デメリットは、器物損壊という犯罪で被害者弁護を弁護士に依頼し、さらに軽微な金額の民事上の示談までを弁護士に依頼すると、弁護士費用がかかり、金銭的な面であなたの負担が大きいということだと思われます。

2012年09月24日 10時08分

相談者
ご回答ありがとうございます。

ただ、一つだけ誤解がございます。
私が弁護士を雇いたいのではなく、相手側に弁護士を雇わせたいのです。
ただ、刑事告訴をすると本当に弁償してもらえないような事態になるのか不安に思っております。

刑事告訴をされた相手は弁護士を雇わざるを得なくなるものでしょうか?

2012年09月24日 11時06分

松島 達弥
松島 達弥 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 京都府4
ベストアンサー
ありがとう
 刑事手続きで不起訴になった場合でも、民事上の損害賠償責任はなくなりません。
 しかし、相談者様のような事案の場合、損害賠償請求についての交渉は、刑事手続が動き出す前の方がより優位に進めることができると考えます。
 たとえば、不起訴・罰金刑が確定した後であれば、加害者にとって積極的に示談を進めるメリットがありません。ですから、損害賠償を徹底無視して、相談者様が裁判を提起し、さらに、強制執行の手続きをするまで放っておくという方法があり得ます。
これは、被害者の方にとってもかなりの負担になります。そのため、泣き寝入りとなってしまうケースも少なくありません。

 次に、加害者に弁護士がついた段階の場合、相談者様はプロを相手に交渉しなければなりません。弁護士は賠償額を減額させるためのありとあらゆる工夫をしてきますので、有利に交渉を進めることが難しいと思われます。
 なお、加害者に国選弁護人がつくような場合であれば、加害者に経済的負担はほとんど生じません。

 有利に交渉を進めたいのであれば、まずは「適切な損害賠償を行わないのであれば、ただちに器物損壊罪での告訴状を提出する。」、「適切に損害賠償を行うのであれば、告訴もしないし、被害届も取り下げる。」というかたちで交渉を持ちかけられてはいかがでしょうか。こうした場合、刑事手続きに付されることを嫌って加害者が誠意ある対応をしてくる可能性が高まります。また、先方に弁護士がついていない状態であれば、より有利な金額設定も可能かと思います。
 この際、注意すべきは、あまりに高額な請求や高圧的態度での請求を行うと「恐喝だ!」と言われかねませんので、そういった点には十分にご配慮ください。

2012年09月24日 11時23分

相談者
松島先生
ありがとうございます。とても参考になり本当に感謝いたします。

では、基本的に松島先生のご提案の通りで進めていきたいと思いますが、
基本的に慰謝料(示談料)というのはどのぐらいを提示するのが妥当でしょうか?
請求可能な金額幅でご教示いただけませんでしょうか?(提示額と実際の落しどころのような感じで)
相手は55歳ぐらいの普通の勤め人のようなので、お金が払えないということは無いと思います。

ちなみに、先日修理が完了いたしまして、代金は約11万円でした。

ところで、私が相手に弁護士を立てさせるようにしたいとこだわった理由ですが、
相手側が弁護士を雇えばかなりな金額的・心理的な負担になり、相当懲りるだろうと思ったからです。
何しろ同じマンションの住人ですから、懲りて欲しいです。

ただ、松島先生のお考えでは、相手に弁護士を立てさせない方が良いということでございますね?

まずはお礼まで。

2012年09月24日 13時13分

松島 達弥
松島 達弥 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 京都府4
ありがとう
物損の場合、基本的には、修理費用相当額が損害賠償の対象になります。
 問題は、純粋な精神的な慰謝についてですが、物損では裁判においてもなかなか慰謝料がみとめられません。したがって、弁護士介入後であれば、慰謝料を請求しても相手が応じないでしょう。ただ、交渉段階であれば、故意の器物損壊ということですので+4万円程度を上乗せして、15万円程度の慰謝料の加算は差支えないと考えます(罰金刑が下る可能性を考慮すれば、おそらく、この程度が相手方にとっても応じてきやすい金額になるのではないでしょうか。)。

 なお、たとえば、お仕事で車を使われており、修理期間中車がつかえないことで仕事に支障が出るような場合には、休車損害として相当な金額を加算して請求することができます。

 

2012年09月24日 13時28分

相談者
松島先生
私がまさに知りたかった情報をご教示いただきまして本当に感謝いたします。
やっと私の中で自信を持った方策が立てられたと思います。

これまでのご厚意に甘えまして、あと一つだけお伺いしても宜しいでしょうか?
相手が弁償しないと強硬な姿勢に出た場合、相手の会社に弁償をお願いすることはできるのでしょうか?もちろん恐喝と言われないような交渉は心がけるつもりでありますが・・・

2012年09月24日 14時42分

松島 達弥
松島 達弥 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 京都府4
ありがとう
 「加害者の行為が、外からみて、加害者の勤める会社の業務に伴うもの」といえる場合でなければ、加害者の方の勤める会社には責任追及できません。
 逆に、不用意に会社に請求をしてしまうと、かえって「恐喝まがい」ととらえられかねません。

 ただし、示談で納得ができず、裁判をして判決が出ても払ってこないような場合、強制執行するということになれば、会社から支払われる給料を差し押さえることができます(これは全く適法な権利の行使です。)。

 この場合には、裁判所から、会社に対し、「給与の一部を相談者様に支払いなさい。」という内容の通知がいくことになります。

 
 

 
 

 

2012年09月24日 18時57分

相談者
松島先生
そうですか、やはりあまり好ましいことではないのですね。
実際には会社に請求しないまでも、それとなくにおわせる程度(恐喝まがいにならないように)は交渉の上で有効かと思ったのですが・・・・・

ともあれ、松島先生の有益なご助言の数々でやっと自分がどのように対応すればよいかはっきりとわかりました。

今後の経緯についてはまたきちんとお知らせするようにいたします。

今回のご助言、心から感謝いたしております。

2012年09月25日 07時49分

この投稿は、2012年09月24日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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