窃盗罪か器物損壊罪か

公開日: 相談日:2021年04月15日
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【相談の背景】
花が抜かれる被害               

【質問1】
公園に植えてある花が根こそぎ抜かれていたらこれは窃盗罪なのか、器物損壊罪なのか。
どちらに該当しますか?

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    吉丸 雄輝 弁護士

    注力分野
    犯罪・刑事事件
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    裁判例が見つからなかったので私見になりますが,公園の管理者の占有を侵害したとして,窃盗罪が成立するものと考えます。被害者は,公園の管理者(例えば,市・県など公園の管理者として定められている者)です。公園に咲く花におよそ財産的価値がないならば,窃盗罪は不成立となりそうですが,そのようなことはないと考えます。

    同時に,物の効用を喪失させたとして,器物損壊罪が成立するものと考えます。こちらも被害者は公園の管理者ということになるかと思います。

    花を抜くという一つの行為により,二つの犯罪が成立するものと考えます。

    なお,両罪は,いわゆる観念的競合(刑法54条1項前段)として処理されます。その最も重い刑である窃盗罪の法定刑で処断されることになろうかと考えます。

    参考 刑法

    (一個の行為が二個以上の罪名に触れる場合等の処理)
    第五十四条 一個の行為が二個以上の罪名に触れ、又は犯罪の手段若しくは結果である行為が他の罪名に触れるときは、その最も重い刑により処断する。
    2 第四十九条第二項の規定は、前項の場合にも、適用する。

    (窃盗)
    第二百三十五条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、十年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

    (器物損壊等)
    第二百六十一条 前三条に規定するもののほか、他人の物を損壊し、又は傷害した者は、三年以下の懲役又は三十万円以下の罰金若しくは科料に処する。


この投稿は、2021年04月時点の情報です。
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