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不履行に備えた示談書の記載内容

500万円の業務上横領につき、当事者であるAと当該債務を認める合意書を締結しました。
その後、500万円の内250万円の分割弁済に応じる示談書を締結しようとしています。

残りの250万円については、全額弁済になった場合放棄することを口頭で合意していますが、書面には明記しておりません。

また、分割弁済が滞った場合、250万円分については期限の利益を喪失する旨示談書に明記していますが、先に締結した合意書にある残りの250万円に関しては明記していません。但し口頭では、その場合残りの250万円についても支払い義務がある旨を約束しています。

そこで、2つ質問がございます。、

1.この場合、特に契約書に明記しなくとも、債務不履行を理由に合意書で認めた示談書以外の250万円にも当然に支払い義務が生じるものでしょうか?

2.先に締結した合意書との関係を示談書にも明記し、示談書の期限の利益が喪失した場合、合意書の債務も支払い義務が生じる旨明らかにしておくべきでしょうか?
b4_0553さん
2019年01月22日 14時33分

みんなの回答

清水 祐太郎
清水 祐太郎 弁護士
犯罪・刑事事件に注力する弁護士
ベストアンサー
ありがとう
1.契約書の他の規定にもよりますが、法律上、口頭で約束している以上、示談書以外の250万円にも支払い義務は生じます。
 しかし、あとで争いとなった場合、書面に残しておかないと「残りの250万円については免除してもらった」などと主張されるおそれがあるとおもいます。

2.そのとおりですね。改めて示談書において500万円の支払い義務があることを確認してもいいかもしれません。そのうえで、分割弁済で250万円を支払ったら残部は免除する、分割弁済を怠ったら期限の利益を喪失するという内容の規定を設けておけばいいのではないでしょうか。

2019年01月22日 15時28分

b4_0553 さん (質問者)
ありがとうございました。大変スッキリしました。ぜひアドバイスを活かしていきたいと思います。

2019年01月22日 15時48分

徳永 賢太郎
徳永 賢太郎 弁護士
弁護士ランキング 登録弁護士が過去30日における弁護士ドットコム内で行った活動(みんなの法律相談での回答など)を独自に数値化、ランキングしたものです。 北海道7 犯罪・刑事事件に注力する弁護士
ありがとう
1.口頭でやりとりした内容も踏まえれば,示談書に記載がない金250万円について当然に支払義務が生ずるとは言えませんが,催告(支払いをするように督促すること)をすることによって支払義務が生ずると思われます。
 なお,示談書記載の250万円の残額についても,期限の利益喪失の条項が,「当然に」期限の利益を喪失するという条項でない場合には,相手方の期限の利益を喪失させるためには催告をしなければ相手方は期限の利益を喪失しません。
 ただし,上記は口頭でのやりとりも含めた見解ですので,相手方が支払いを拒絶した場合,口頭でのやりとりを立証できず,訴訟を提起したが敗訴してしまったという事態を招くリスクがあります。
 こういったリスクを回避するために合意内容を書面化することに意味があります。

2.『先に締結した合意書との関係を示談書にも明記し、示談書の期限の利益が喪失した場合、合意書の債務も支払い義務が生じる旨明らかにしておくべき』であると思います。
 ただ,もし可能であれば,示談書そのものを作り直し,500万円の債務を相手方が承認し,うち250万円について分割払いを認め,期限の利益を喪失することなく250万円支払ったら残額250万円は免除する,分割金の支払いを怠った場合には当然に期限の利益を喪失する,という内容に示談書を改め,弁護士に相談という形で内容のチェックを求めるのが無難であると思います。
 相談者様が気になる点以外にも後々の紛争の種が潜んでいる場合は否定できませんので,凡そ示談書の内容が整ったら,弁護士に相談をして問題点の指摘を受けるという対応をお勧め致します。
 




 
 

2019年01月22日 15時48分

この投稿は、2019年01月22日時点の情報です。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮してご利用いただくようお願いいたします。

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