販売会社を隠れ蓑とした横領でしょうか?

公開日: 相談日:2021年07月12日
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【相談の背景】
製造メーカーAの常務取締役X氏は、販売強化のためという理由で販売会社Bを設立し、2018年に販売会社Bの代表取締役社長を就任。3年経った現在、どれくらいの実績があるか社内の経理シシテムで調べたところ、年間1,000万円レベルの販売実績があることがわかった。
取引内容を調査したところ、製造メーカーAの基幹システム上では販売会社Bとの取引が出て来ず、仔細に追っていたところ、架空のダミー会社Cへ製品を卸していることになっており、販売会社Bは、ダミー会社Cから仕入れていることが判明した。
ダミー会社Cへの卸値をみたところ、ほぼ原価に近い形で製品が卸され、販売会社Bでは、製造メーカーAの販売価格並みで新規先に販売されていた。
販売会社Bと製造メーカーAは、特に連結決算もされておらず、また、販売会社Bで得られた利益は、製造メーカーAへ利益として入ってきておりません。
ダミー会社Cからほぼ原価で仕入れていた販売会社Bの利益は、販売会社Bに留まっており、高い確率で、販売会社Bの代表取締役社長(製造メーカーAの常務取締役X氏)の懐に入っているものと考えられます。
販売会社Bといっても、新たな社員もいなく、ペーパカンパニーであり、製造メーカーAの常務取締役X氏が、製造メーカーAの社員に指示し、製品を仕入れ販売までを兼務させております。

【質問1】
1.X氏の行為は本来製造メーカーAへ入る利益を販売会社Bに留め、自身の利益とし、これは利益相反行為+背任行為+販売会社Bを隠れ蓑とした横領ではないでしょうか?

【質問2】
2.会社取締役に相応しくないと考えており、これらが証明されれば、損害賠償はもちろんのこと、刑事罰を受ける対象になるのでしょうか?

1044657さんの相談

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    >1.X氏の行為は本来製造メーカーAへ入る利益を販売会社Bに留め、自身の利益とし、これは利益相反行為+背任行為+販売会社Bを隠れ蓑とした横領ではないでしょうか?

    →利益相反と背任に該当する可能性はあると思います。

    他方、横領は、「自己の占有する他人の物」を処分する行為をいうところ、Aの商品をXが「占有している」とまではいえず、横領と考えるのは難しいように思います。


    >2.会社取締役に相応しくないと考えており、これらが証明されれば、損害賠償はもちろんのこと、刑事罰を受ける対象になるのでしょうか?

    →特別背任として刑事罰の対象となる可能性はあるでしょう。

    ご参考になれば幸いです。

  • 相談者 1044657さん

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    ありがとうございます。
    関係者でご見解について、検討しておりました。

    さらに調べましたところ、販売会社B設立には、製造メーカーAの代表取締役社長承認の下、設立した経緯があり、本件を訴えるにも製造メーカーAの代表取締役社長まで話が上がった場合、不問とされる可能性があることがわかりました。

    企業統治担当役員の副社長に相談した方が良いのでは?と今のところ保留になっておりまして、やはり、正式に製造メーカーAの被害として訴えるには、製造メーカーAの代表取締役社長の承認が必要なのでしょうか?

    訴えるにはどのような資格が必要なのでしょうか?



  • ベストアンサー
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    >正式に製造メーカーAの被害として訴えるには、製造メーカーAの代表取締役社長の承認が必要なのでしょうか?

    →民事事件としては、代表取締役の承認というより、取締役会決議が必要になるでしょう。
    刑事事件としては、誰でも「告訴」はできますが、やはり取締役会決議事項と考えるのが自然でしょう。

    代表取締役がXの行為をごこまで許容しているかにもよりますが、最終的な被害者は「株主」であり、株主構成も重要になるでしょう。

    他方、代表取締役以外の取締役は、代表者を監視する義務がありますので、自らの善管注意義務違反を問われないよう行動する必要があるでしょう。

この投稿は、2021年07月時点の情報です。
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