弁護士ドットコム - 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

強盗

2016年05月26日

強盗罪で逮捕された場合の流れと懲役刑の刑期や執行猶予の付与について

人が反抗できないほどの暴力を加えたり、刃物を突きつけて脅迫し、財布や通帳などの金品を奪い取ることは、強盗罪に当たり厳しく罰せられます。ここでは、何年の懲役を科されるのか、執行猶予が付くのかなど、強盗罪で逮捕された際の量刑相場や流れ、対処法を説明します。 ※下記に記載する数値は、検察庁統計年報と司法統計(第一審判決)に基づき算出しています。

目次

  1. 強盗罪の量刑相場
  2. 逮捕後の流れ
  3. 強盗罪での不起訴や執行猶予

強盗罪の量刑相場

強盗罪は、強盗未遂罪を含め、成立すれば必ず懲役刑以上の刑罰が科されます。特に、強盗致死傷罪の場合には、無期懲役や死刑も定められています。ここでは、強盗罪・強盗未遂罪・強盗強姦罪と、強盗致死傷罪に分けて懲役刑の相場を紹介します。

強盗罪・強盗未遂罪・強盗強姦罪の刑期

強盗罪は、5年以上の有期懲役、強盗強姦罪は無期または7年以上の懲役が科されます。未遂罪の場合には、刑が減免されるため、5年もしくは7年以下の懲役刑となる場合もあります。 実際の判決を見てみると、刑期3年が最も多く、およそ36%を占め、次いで5年から7年未満がおよそ34%を占めています。 5年未満の懲役は、未遂罪もしくは酌量によって減軽された場合しかありえないため、強盗罪のうち未遂罪の占める割合は大きいことが伺えます。とはいえ、半数以上は5年以上の懲役が科せられていることには留意しましょう。

強盗致死傷罪の刑期と死刑

一方で、強盗致死傷罪の場合はより一層重い刑罰がかされています。刑法では、被害者が怪我を負った強盗致傷罪(強盗傷人罪)の場合には、無期または6年以上の懲役、被害者が死亡した強盗致死罪(強盗殺人罪)の場合には、死刑または無期懲役と定められています。 実際の判決では、5年を超え7年以下の刑期がおよそ27%、7年を超え10年以下の刑期がおよそ19%となっています。また、平成25年に関しては、342件中、死刑判決が3件、無期懲役判決が17件あります。 なお、強盗致死罪にも未遂罪が存在(厳密に言えば、強盗殺人未遂罪)し、およそ30%が5年以下の懲役となっています。

逮捕後の流れ

強盗罪の容疑で逮捕された場合には、99%以上、つまりほぼすべての事件で勾留という身柄拘束を受けることになります。 勾留の期間は最大10日間ですが、9割以上が延長を認められ、さらに10日間拘束されています。強盗罪は悪質性が高い上、強盗罪ではなく恐喝罪であった可能性や、被害者が死亡した場合には、加害者に殺意があったかどうかを、慎重に調べる必要があるのです。 勾留が終われば、起訴され公判(公の場で審理する正式な刑事裁判)とするか、不起訴とするかを検察が判断することになります。実際の起訴率は、およそ62%となっており、不起訴処分の可能性もあるのです。

強盗罪での不起訴や執行猶予

強盗罪でも不起訴処分となるためには、示談の成立が不可欠でしょう。奪った金品の返済や弁償はもちろんのこと、相当な恐怖心を与え、場合によっては怪我もさせていることから、それなりの額の慰謝料を支払うなど、粘り強く交渉する必要があります。 強盗罪での執行猶予については、未遂罪でないと付与されることはありません。執行猶予は猶予は3年以下の懲役刑にしか付与することができないのです。実際に、執行猶予付きの判決を得ているのは、強盗罪全体に対して、およそ18%にとどまっています。 関係者に詳細に事情を聞き、実際には強盗罪に当たるほどの暴行や脅迫ではなかったことを証明するなど、恐喝罪として処分してもらえるように働きかけることが考えられます。 いずれにしても、早いうちから弁護士の力を借りて弁護活動を行うことが求められるでしょう。

このページのタイトルとURLをコピーする

関連記事

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼
費用対処方針比べて選ぶことができます。

  • 弁護士費用がいくらかかるか知りたい
  • 弁護士の選び方がわからない
  • 弁護士が何をしてくれるか知りたい
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

犯罪・刑事事件を扱う弁護士を探す

強盗に関する法律相談

法律相談を検索する

強盗の法律ガイド

関連カテゴリから解決方法を探す

弁護士に相談しようと思ったら…

弁護士に見積り依頼をする

複数の弁護士にまとめて見積り依頼

  • 最短3分で依頼完了
  • 依頼内容は非公開
  • 分野に詳しい弁護士から見積り依頼が届く
一括見積りをはじめる無料

依頼前に知っておきたい弁護士知識

犯罪・刑事事件の人気法律相談

  1. レイプになるのでしょうか?
  2. 傷害事件で被告訴人が犯行否認
  3. 淫行条例の件で、警察から呼び出しを受けました。
  4. 万引きの後日逮捕について。
  5. 初犯で盗撮をしてしまいました。
  6. 携帯の白ロム詐欺にあったのに加害者にさせられた友人がいます
  7. 児童ポルノ摘発による購入者の検挙、逮捕について

犯罪・刑事事件のニュース

  1. 通学路に「クソがきども死ね」わら人形吊り下...
  2. 歌舞伎町から流れた「プチぼったくり」…1杯数...
  3. 最高裁「令状なしGPS捜査違法」、高井康行弁...
  4. 「恋人同伴ならご馳走するよ」常連客からの提...
  5. 組員の特殊詐欺で稲川会トップらを提訴、弁護...
  6. 日弁連の死刑廃止活動「賛成派弁護士の会費も...
  7. 「アドレス変えました」迷惑メールに騙され、...